学生と地域が協力して作る地域密着型のイベント、灘チャレンジが1日、都賀川公園(神戸市灘区)で行われた。大小のステージが設営され、多くの屋台やフリーマーケットも出店。好天に恵まれた当日は、学生や親子連れのみならず、高齢者や障害者も一堂に会してイベントを楽しんだ。
灘チャレンジは、1995年の阪神・淡路大震災の復興祭として始まったイベント。今年で20回目を迎え、節目の年を迎えた。「灘の街を元気にしたい」という思いで始まった祭りであるため、さまざまなバックグラウンドを持つ灘の住民が参加することが特徴だ。
実行委員長の石原舞帆さん(文・3年)は「今回で20回目ではあるが、特別に意識したことはない」と話す。1995年に震災は終わったわけではなく、復興住宅のように今も残る問題もある。そういった意味で、実行委員会内でも「20回目だから……」と言うのはやめようという意識があった。これからも続いていく灘チャレンジに向け、石原さんは「来年は後輩を支えていきたい」と話した。
スタッフとして参加していた文学部の学生は、「極端に地域に密着したイベントですごい」と屋台でかいた汗をぬぐいながら話した。
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