
(写真:今年は雨の中の開幕になった「深江祭」 2025年5月24日午前 神戸市東灘区の神戸大深江キャンパスで 加藤まゆり・撮影)
神戸大海洋政策科学部の第19回深江祭が、5月24日、神戸大深江キャンパス(神戸市東灘区深江南町)で始まった。朝からの雨で体験乗船会は中止に。来場者は模擬店やステージイベントを楽しんだ。25日(日)は、雨があがれば体験乗船会が行われる。<加藤まゆり、成瀬 泉、伊藤 望>

(写真:雨の中来場した学生や地域の人々 2025年5月24日午前 神戸市東灘区の神戸大深江キャンパスで)
神戸商船大時代は「開学祭」が長年行われていたが、2003年に神戸大と統合し海事科学部となったのを機に、2004年に第1回深江祭が始まった。2021年には海洋政策科学部に改組されたが、コロナ禍と重なるなどして深江祭は3年間開催できず、2023年秋、再開。2024年は「進航」をテーマに5月に日程を戻して開催。約1300人が来場した。今回は、復活3年目の第19回を迎えた。
この日は、朝から小雨が降り始め、昼前には本降りに。
人気のヨット、カッター、伝馬船の「体験乗船会」は中止になった。甲板や船べりが滑りやすく、安全確保のためだという。
千葉から来場した家族連れは、「船に乗るのを楽しみにしていたが、中止になって残念」と話していた。
それでも、お昼時の模擬店の焼きそばコーナーには順番待ちができ、海事博物館では貨客船のレトロなポスターや模型展示を珍しそうに見る家族連れがみられた。
1号館の講堂では、Arpeggioの部員たちのアコースティックギターの演奏が行われ、澄んだ歌声が来場者を和ませていた。「ベストコンビコンテスト」では地元の市民や神戸大生らが参加し。終始ほのぼのとした雰囲気で進行した。
午後には、海に一番似合う人を決める「K-1グランプリ」も行われた。神戸・海洋・海神にちなんでタイトルがつけられたという。
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(写真:ステージで、アコースティックギターの音色と歌声を披露するArpeggioの部員 2025年5月24日午前 深江キャンパス1号館講堂で 伊藤望・撮影)
2日目は、学術企画では、シュミレーターや研究室の公開も行われる。1号館の講堂ステージでは、アカペラサークル「GhannaGhanna(ガーナガーナ)」や応援団による発表が行われる予定。
実行委員長の沖 青さん(おき・あおい 海洋政策科学部 海技ライセンスコース、2年生)は、「きょうは雨で体験乗船会が中止になりましたが、あすは雨も上がりそうなので実施する方針です。ぜひみなさんに来場していただきたいです」と、意気込みを語った。
●「神戸大学海洋政策科学部」公式サイト= https://www.ocean.kobe-u.ac.jp
●「深江祭2025」公式サイト= https://fukaefestivalcommi.wixsite.com/website
●関連記事=「第1回『深江祭』開催 統合後初の学園祭」(2004年5月23日) https://x.gd/bZ0C4
了
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