3人以上の子どもを扶養する世帯を対象にした大学の授業料などの減免制度。神戸大は申請期間を5月30日まで追加で受け付けている。担当窓口の学生支援課奨学支援グループは、文部科学省からの新たな通知などで、さらに申請受付期間を延長する可能性も示唆しているが、「第二次申請期間内での申請を最優先にご準備を」「期間中の申請が困難な場合は、速やかに奨学支援グループまでご相談いただければと思います」と呼びかけている。<取材班>

(画像:うりぼーポータル「大学からのお知らせ」の『学生生活/支援』欄に掲出された、第2次申請期間の告知)
少子化対策の一環として今年度から、3人以上の子どもを扶養する世帯を対象に所得制限なしで入学金や授業料が減免される制度が今年度から始まった。
申請は各大学がそれぞれ締め切りを設けて受け付けていたが、すでに受け付けを終了した大学などでは、申請に間に合わなかった学生や親から文部科学省などに多く相談が寄せられる事態になっていた。
5月になって多くの大学が申請期間を延長したり、再度設けたりするなど対応をとりはじめたが、神戸大も、当初の申請期間は4月1日から14日までだったが、文部科学省からの要請を受けるなどして、5月19日~30日を第2次申請期間として延長して受け付けている。
申請を延長する大学もあれば、すでに打ち切った大学もあって、対応にばらつきがあると指摘されていたが、5月26日には、NHKが「文部科学省は6月30日まで申請を受け付けるよう各大学などに改めて文書で通知した」と報じた。
5月29日にニュースネットがメールで学生支援課奨学支援グループに取材したところ、「文部科学省からの新たな通知等により、今後の申請受付期間について変更が生じる可能性もあります。その際には、大学公式ウェブサイト等を通じて速やかに周知を行う予定です」と、期間延長を示唆しながらも、「まずは、学生の皆さまにおかれましては、第二次申請期間内での申請を最優先にご準備いただきたいです。期間中の申請が困難な場合は、速やかに奨学支援グループまでご相談いただければと思います」としている。
学務部学生支援課奨学支援グループ(鶴甲第1キャンパスB棟1階学生センター内) 電話 078-803-5430(内線5430)。
●参考サイト=神戸大学サイト「日本学生支援機構奨学金」https://www.kobe-u.ac.jp/ja/campus-life/financial-aid/scholarships/jasso/
●参考サイト=神戸大学サイト「日本学生支援機構奨学金: Ⅱ:在学中の申請」https://www.kobe-u.ac.jp/ja/campus-life/financial-aid/scholarships/jasso/reservation/#zaigakugakubuharuhttps://www.kobe-u.ac.jp/ja/campus-life/financial-aid/scholarships/jasso/reservation/#zaigakugakubuharu
●参考サイト=神戸大学サイト「日本学生支援機構奨学金【学部在学採用(春期・第二次)】2025年度奨学生の募集について」https://www.kobe-u.ac.jp/sites/default/files/img-announcement/2025-04/25haru2_gakubuzaigaku_setsumei.pdf (2025年04月21日更新)
了
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