神戸大NEWS NET 2009年6月前半のニュース
◎なるか初勝利 バスケ兵庫県選手権が20日開幕
第58回兵庫県学生バスケットボール選手権大会が、6月20日から開催される。神戸大は1回戦を兵庫教育大と戦い、新チーム初勝利を狙う。試合は神戸学院大の体育館で、20日の午後1時から開始予定。【6月18日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎潮風背に受け演奏 軽音JAZZ「水無月ストリート」
軽音楽部JAZZの野外ライブ「水無月ストリート2009」が6月14日、神戸ハーバーランド中突堤西緑地で行われた。31組のバンドによる演奏に、道行く人らは足を止めて聞き入っていた。【6月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
朝から始まったライブは夕方、日が傾く時間まで続いた。ラストを飾る「KOBE MUSSOC JSZZ ORCHESTRA」が演奏を終えると、老若男女、たくさんの観客から惜しみない拍手が送られた。
「水無月ストリート」は軽音楽部JAZZが毎年6月に行う定期ライブ。梅雨の季節であるため、雨で中止となることが多いが、この日は初夏の日差しが照りつける晴天。青空のもと、31組のバンドが神戸の海をバックにさわやかな楽曲を披露した。
3年生からの指名でこのライブの実行委員になったという中谷峻さん(工・2年)は「外に対する宣伝があまりできてなくて、通りすがりの人が来てくれれば、という感じだったけど、けっこう人が来てくれて、楽しくできた」と話した。
○2年生、ひとり立ちへ
「水無月ストリート2009」で、最初に演奏したのは「Up Swing Jazz Orchestra」。2年生中心のビッグバンドだ。本来なら5月に初ライブを迎えるはずだったが、新型インフルエンザの影響でライブが中止に。そのため、この日が初のお披露目。緊張でテンポが速まったり遅くなったりする場面もあったものの、曲調が異なる4つのナンバーを披露し観客を盛り上げた。バンドマスターの坂下純一さん(海事・2年)は、「テンションが上がってて勢いでやっちゃうかな、と思ったけど、みんな落ち着いていた。スムーズに進んでよかった」と笑顔を見せる。
トレーナーとしてメンバーに加わっていた3、4年生はこのライブを最後に同バンドを抜ける。「同じメンバーでやるのは最後なので、合奏から泣いた子もいて、このライブには力を入れていた。先輩たちが盛り上げてくれて楽しかった」と坂下さん。これからは自分たちが主体。2年生にとっては、新たなスタートのライブとなった。(記者=浅井淳平、伊岐沙織)
【写真上】最後に演奏した「KOBE MUSSOC JAZZ ORCHESTRA」。
【写真下】2年生バンド「Up Swing Jazz Orchestra」。(6月14日・神戸ハーバーランド中突堤西緑地で 撮影=浅井淳平)
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◎実力差見せつけられ完敗 アメフット「フットボール・デーU」
「神戸大学フットボール・デーU」のアメリカンフットボール、神戸大−慶大が6月13日、王子スタジアムで行われた。試合を終始リードされた神戸大。得点はQB東野(工・3年)からWR大園(発達・4年)へのTDパス1つに終わり、6―35で敗れた。【6月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
「実力がはっきりでた。点数を見たらわかる」と厳しい表情の安井ヘッドコーチ。6―35。この結果が今日の試合を表している。
攻守に圧倒された試合だった。第1Q8分、慶大はランを中心に攻めあっさりと先制点を奪う。一方の神戸大は反則やキャッチミスで攻撃のリズムを作ることができない。OLの隙を突かれQB東野がパスを出す前にプレッシャーを受ける場面も多くみられた。「オフェンスでのサインがしっかり伝わってなかった」とQB東野。その後も、インターセプトやQBサックで得意のパス攻撃を発揮できない。
後半に入っても主導権は慶大。神戸大はパスやランを止めることができず3本のTDを許す。唯一の得点はWR大園を中心に攻め、奪った1つのTDのみ。試合終了し6―35で敗れた。
勝負どころでチーム全体の歯車がしっかりかみ合わない、完敗だった。「慢心していた。チームの雰囲気としても勝てると思っていたが、ふたを開けたら負けという結果」とDL小澤主将(工・4年)は試合を振り返った。
●「神戸大学フットボール・デーU」アメリカンフットボール(6月13日・王子スタジアム)
神戸大 0 0 6 0 =6
慶大 7 7 7 14 =35
○世代を越えて
創部33年の歴史を持つ神戸大学アメフットボール部レイバンズ。そんな中、1981年度神戸大主将のOB滝沢さんの息子が慶大のRB(4回生)として、1983年度神戸大主将のOB白石さんの息子が神戸大のDL(1回生)として、それぞれこの試合ベンチ入りしていた。これを記念しコイントスでは両OBも参加し行われた。
OB滝沢さんとOB白石さんは現役時代も先輩後輩の関係で仲が良かった。OB滝沢さんは「両チームとも今回の試合の反省を生かし秋に向けて頑張って欲しい。関東、関西とリーグは違うが甲子園ボウルで対戦できれば」と両チームに期待をよせる。また、OB白石さんは「今日は負けてしまったが、高い目標を持ち情熱を持って取り組んでほしい」と後輩たちにエールを送った。(記者=松本尚也)
【写真上】第2Q、TDを奪われぼう然とする選手ら。(6月13日・王子スタジアムで 撮影=浅井淳平)
【写真下】左から神戸大元主将の白石さん、白石さんの息子、滝沢さんの息子、神戸大元主将の滝沢さん。(アメフット部OB会三宅会長提供)
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◎新たな力も活躍し完勝 女子タッチフット「フットボール・デーU」
「神戸大学フットボール・デーU」の女子タッチフット、神戸大−慶大が6月13日、王子スタジアムで行われた。神戸大は後半、新入生を出場させる余裕を見せ39―0と大差で勝利した。【6月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
前半、相手がじっくりと攻撃を仕掛けてきたため神戸大は自分たちのペースに相手を引き込むことができない。
しかし後半、神戸大がいっきに主導権を握る。「後半は相手のプレーに合わせないようリズムを早くしてプレーした」と主将のWR野村(発達・3年)。これが的中し後半開始1分、QB佐野(発達・4年)が6ヤードTDランを決める。
途中からは1年生も試合に出場した。「予想以上に活躍してくれた。上回生のモチベーションにもなった」とWR野村。溌剌(はつらつ)としたプレーを1年生は見せた。先輩らもこれに刺激を受けてかQB佐野からWR野村やG西古(発達・4年)にTDパスが次々に決まる。相手を無失点に抑え39―0で勝利した。
新入生も出場しつつも無失点の完勝。今岡ヘッドコーチは「新入生にはこれから頑張ってもらわないと。今日は比較的しっかりプレーしていた」とこれからの新しい力に期待していた。(記者=松本尚也)
●「神戸大学フットボール・デーU」女子タッチフット(6月13日・王子スタジアム)
神戸大 7 6 13 13 =39
慶大 0 0 0 0 =0
【写真】完勝し、笑顔を見せる選手ら。(6月13日・王子スタジアムで 撮影=浅井淳平)
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◎神戸大勢、結果振るわず 陸上・日本学生個人選手権
2009日本学生陸上競技個人選手権大会が6月12日から3日間、平塚市総合公園平塚競技場などで行われた。神戸大からは12日の男子400メートルに吉岡幹記(農・M2)が出場したが、予選で敗退。14日に行われた男子3000メートル障害決勝では、天野達郎(発達・M1)が序盤から先頭に立つなど積極的なレースを見せたが、体調不良で途中棄権した。【6月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
3000メートル障害に出場した天野は、1周目を過ぎたあたりから集団を抜け出し先頭に立った。1000メートルの通過はおよそ2分54秒。大会記録を狙えるスピードで独走した。「9分を切らなければ、ここに来た意味がない」と、記録にこだわったレースで、積極的に攻めた。しかし、1000メートルを過ぎた地点から徐々にペースダウン。後続がスピードを上げたこともあり、5週目に入ったところで集団に吸収された。2000メートル地点手前の水濠(ごう)を前に、体調不良を訴え、レースをやめた。
1週間ほど前から微熱が続き、レースへの出場も直前まで迷っていたという天野。2年連続の全日本インカレ出場に向け、何としても8分台を出したかった。だが、記録への執念が体調というハードルに阻まれた。
吉岡は男子400メートル予選5組に出場。49秒18で7位に終わり、準決勝進出はならなかった。(記者=伊崎春樹)
●2009日本学生陸上競技選手権大会(6月12〜14日・平塚市総合公園平塚競技場などで 神戸大関係分)
男子
400メートル予選 吉岡幹記(農・M2) 49秒18
3000メートル障害 天野達郎(発達・M1) 途中棄権
【写真】一時は後続に50メートルほどの差をつけていた3000メートル障害・天野。(6月14日・平塚市総合公園平塚競技場で 撮影=伊崎春樹)
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◎「全員ホッケー」で勝利 関西学生ホッケー春季リーグ
関西学生ホッケー春季リーグ最終戦神戸大−大体大が6月13日、舞洲人工芝ホッケー場で行われた。神戸大は開始直後から試合を支配し、6−0で大勝。この結果、神戸大の今季リーグの最終成績は、3勝1敗1分の勝ち点10となり、2部リーグ2位が確定した。【6月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
4年生の引退試合にふさわしい内容だった。大量6得点、無失点での勝利。MF小野田主将(発達・4年)も「良いゲームだったと思う。大勝で終われて良かった」と満足げに話した。前半こそ1得点に抑えられたが、後半、FB小楠(工・4年)の2得点などで相手を突き放す。実力の差を見せつけての勝利だった。
チームは今季、1部リーグ昇格を狙い「全員ホッケー」をテーマに試合に挑んできた。目指してきた「全員ホッケー」とは攻撃、守備という役割を超えて、互いにフォローし合うホッケー。「昇格は出来なかったけど最終戦で『全員ホッケー』を体現できた」(小野田)。守備から攻撃への切り替えの早さや、ピンチを切りぬけるための全員での守備が大勝につながった。
「自分たちも上が抜けたときしんどかった。あきらめないで頑張ってほしい」と後輩に向けて期待を話した小楠。4年生の選手らは、今回の大勝に笑顔でチームを去った。(記者=田丸瑛梨)
●関西学生ホッケー春季リーグ2部(6月13日・舞洲人工芝ホッケー場)
神戸大 6 1−0 0 大体大
5−0
【神戸大】岩崎、小楠2、小野田2、森
【写真】6点目のゴールが決まり喜びを分かち合う選手ら。(6月13日・舞洲人工芝ホッケー場で 撮影=岩本真侑)
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◎落語で満員御礼 落研、水無月寄席
落語研究会による水無月寄席が6月8日から12日にかけて、国際文化学部キャンパスの休養室で行われた。お昼時に、部屋いっぱいの観客が訪れ、落語や大喜利を楽しんだ。【6月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
学内で行われる寄席では最大となる水無月寄席。千秋楽の12日は、みなと家だいぶさん(発達・2年)による「短命」と、部員8名による大喜利が行われた。
だいぶさんは始めに、「ハイテンション占い師」という小噺を題名の通りハイテンションな演技で演じ、観客を沸かせた。続く、落語「短命」は、町内評判の小町のお婿さんが3人も亡くなったことについて、ものわかりの悪い主人公がお婿さんが亡くなった理由について諭されるもののうまく理解できず、理解してから自分は短命だと悟るという内容。だいぶさんは「表情で表現するのが得意なのと、色っぽい噺をやりたいという思いでこの噺を選んだ」と話した。「初めて披露する噺だった のでお客さんがどんな反応をしてくれるか不安だったけど、反応がよくてよかった」と安堵の表情を見せた。
その後行われた大喜利は、観客からお題を募った。「〜は〜と解きます、その心は」という形式の謎かけでは、お米やお金といったお題が観客から出され、オチのある回答で観客を感心させた。
大喜利の座長を務めたのは、副会長のかぶとやびす太さん(工・3年)。「お客さんが楽しんでくれているのがわかり、一緒にやるのが楽しかった」と大喜利を振り返った。ちょうど昼休みに行われるこの水無月寄席について、「お客さんの昼休みの暇つぶしになれば」と話した。
中国から来た留学生(国文・1年)は「今日の落語を見て落語へのイメージが変わった。テレビで見た落語よりずいぶんおもしろいと思う」と落語に対する思いを語った。(記者=新田理絵)
【写真】落語「短命」を話す、みなと家だいぶさん。(6月12日・国際文化学部キャンパス休憩室で 撮影=松本尚也)
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◎慶大との「フットボール・デーU」 13日、王子スタジアムで
タッチフットおよびアメフットの慶大との交流戦「神戸大学フットボール・デーU」が6月13日、王子スタジアムで行われる。タッチフットは午前11時半、アメフットは午後2時にキックオフ予定。当日券は一般・大学生が1200円(前売り券は1000円)で販売。高校生以下は無料。【6月10日 神戸大NEWS NET=UNN】
●神戸大学フットボール・デーU(6月13日・王子スタジアム)
▽午前11時半〜 女子タッチフットボール交流戦 神戸大−慶大
▽午後2時〜 アメリカンフットボール交流戦 神戸大−慶大
【写真】学内には試合を告知する立て看板が設置されている。(6月8日・学生会館前で 撮影=伊崎春樹)
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◎灘チャレンジ2009開催 「わたしたちは、忘れない。忘れさせない。」
灘チャレンジ2009が6月7日、神戸市の都賀川公園で行われた。晴天の下、ステージや模擬店などが開かれ、多くの客を動員。神戸大からもサークル団体らがステージや模擬店に多く参加した。【6月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
○大盛況のうちに終了 灘チャレンジ2009
開始時間の午前10時から、会場の都賀川公園には多くの人が訪れた。灘チャレンジは、1995年に起きた阪神・淡路大震災で
被災した灘区の復興祭が始まり。今回は「わたしたちは、忘れない。忘れさせない。」がテーマ。震災の被災地や昨年の都賀川水難事故、
社会的に生きづらさを感じている人を「忘れない、忘れさせない」ために実行委員らが取り組んだ。メインステージでは、学生らが在日外国
人問題を扱った風刺劇や聴覚障害を持つ人も楽しめる手話歌を披露。他にも会場内で、都賀川水難事故の追悼文や事故についての
調査結果をパネルにして展示した。終了時間の午後4時までフリーマーケットや模擬店は開かれ、子どもから大人まで地域住民
は祭りを楽しんでいた様子。
○恒例の風刺劇 メインステージで披露
メインステージでは、観客は様々な企画を楽しんでいた。恒例の風刺劇では、救援隊(神戸大学学生震災救援隊)のメンバーらが社会問題に取り組み直球の演技を披露。
ステージプログラム終盤にはカラオケ企画やビンゴ大会も行われた。
日本に暮らす外国にルーツを持つ子どもを題材にした今回の風刺劇。関優里香さん(農・3年)は脚本を担当。救援隊
の活動で実際にそのような子ども達に触れてきた。「下手したら偏見につながる」と風刺劇の難しさを話した。
偏見にならないよう、欠かせなかった在日外国人の方々の協力。制作を手伝った在日外国人の方も劇を見にきていた。
関さんは「当事者から良かったっていう声を聞くとやっぱり嬉しい」と笑顔。舞台に演者として立った松井彩華さん(法・1年)は「成長できた」と話した。
劇を通して初めて直面した在日外国人の問題。日本生まれのベトナム人役を演じたのは柴田祐輔さん(工・1年)。「色んな国にルーツを持つ人がいる。
それを知って街を見る目が変わった」と目を輝かせた。
劇を終えた演者らに、声をかけた一人の女性。「若い人たちがこういう問題に取り組んでるなんて。良かったよ」と目に涙を
浮かべた。女性は自身が在日外国人だと明かした。「嬉しい」と関さん。感想を言うため集まる観客らを前にし、劇の出来栄えについて「ばっちり」と語った。
○本番を迎えて 灘チャレンジ2009実行委員長
「たくさんの人が来てくれて感無量」と実行委員長の武久さん。話し合いを重ねて迎えた本番。
「頭の中だけだったものが形になって嬉しい。いろんな人の協力があってこそ。ありがたいです」と話した。
武久さんが実行委員長を務めたきっかけは救援隊の先輩の言葉だという。「自分がやりたいことは思いを一つにする作業だと気づいて」。
元々、風刺劇に参加しようと考えていたそう。しかし、先輩と話していくうちにやりたいことが劇でないと知った。
当日は人員の配置や交通整理等でハプニングも。その一つ一つを学生が対処した。結果、「大失敗にはならなかった」と武久さん。
「大学の中にいるだけでは視野が狭くなる。色んな人に会って自分の思いを育ててほしい」。終盤に近づく灘チャレンジを背に学生へメッセージを送った。(記者=岩本真侑)
【写真上】メインステージで行われた風刺劇。
【写真下】灘チャレンジ2009実行委員長の武久さん。(いずれも6月7日・都賀川公園で、撮影=岩本真侑)
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◎王者の貫録、無失点全勝 全日本大学フットサル兵庫予選
全日本大学フットサル大会2009兵庫予選が6月7日、北神戸田園スポーツ公園アリーナで行われた。前年度王者の神戸大は、3試合を無失点で全勝し、危なげなく関西予選進出を決めた。【6月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
王者。貫録すら漂わせる圧倒的な強さで、兵庫予選を突破した。
初戦の神戸ファッション造形大戦を6−0で、第2戦は関学プルミエールに8−0で勝利。勝てば文句無しの予選突破が決まる第3戦、近畿福祉大戦。エースA東中(発達・4年)らを温存しながらも6−0で粉砕した。
レベルが違った。攻守両面において、個人でも、組織でも。「このレベルなら、あれくらいやらないと」。A石村主将(工・4年)が振り返る。「でも、相手に助けられた感もある」。
無失点という結果で浮つきそうになる空気に、エースも苦言を呈した。「オフェンスは良いけど、ディフェンスがダメ。去年の自分らと試合をしたら、絶対負ける」(東中)。マークを外すなど基本的な守備のミスが目立った。B松本(経営・2年)も、「声出すのが遅れたりした。先輩らに甘えてはいられない」。結果に目を奪われることなく、内容を追求する。なぜなら、「目指してるのは大学日本一だから」(石村)。
関西予選は7月4日に京都府で行われる。日本フットサル界を背負って、大会2連覇を目指す神戸大。こんなところで、つまづくわけにはいかない。(記者=深江友樹)
●全日本大学フットサル大会2009兵庫予選(6月7日・北神戸田園スポーツ公園アリーナ)
▽第1試合
神戸大 6 1−0 0 神戸ファッション造形大
5−0
【神戸大】卯田2、東中、伏見、石村2
▽第2試合
神戸大 8 3−0 0 関学プルミエール
5−0
【神戸大】東中、田中、松本2、満田、中野2、福島
▽第3試合
神戸大 6 3−0 0 近畿福祉大
3−0
【神戸大】石村2、卯田2、福島、松本
【写真上】チームを引っ張る石村主将。
【写真下】ゲレイラの前主将だった阿部も出場した。(いずれも6月7日・北神戸田園スポーツ公園アリーナで、撮影=深江友樹)
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◎【特集】キャンパス改修工事 バリアフリーも考慮、国際文化学部
国際文化学部のキャンパスには、共通教育科目などの関係で、他キャンパスに比べ多くの学生が訪れる。特にB棟1階にある学生センターの前は、手続きや弁当購入のために通る学生が多く、時間帯によっては非常に混みあう。今回の改修工事で、以前は屋根のある部分とない部分で段差があった個所を平らにし、学生で混みあう中転ばないよう配慮した。【6月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
他にも、スロープやエレベーターが設置され、耐震工事に加え「バリアフリー」を意識した改修工事がなされている。
神戸大ОBで、現在は社会福祉法人「えんぴつの家」で障害者支援をしている山田たけしさんは、「昔に比べると、全てではないがバリアをなくそうとはしている、という点で数段よくなりました」と改修工事でのバリアフリー化を評価。
しかし、施設がバリアフリーになっていなくても、周囲の人々の協力があれば「行きたいところに行く」ことはできる。
山田さんは「施設の改善だけでは『他の人の助けがなくても大丈夫だろう』といった風にもとれ、表裏がある。大切なのはそこではない」と「真」のバリアフリーとは施設改善だけではないことを強調した。(記者=義原由樹子)
【写真】段差が解消され、歩きやすくなった国文B棟前。(4月28日・国文キャンパスで 撮影=義原由樹子)
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◎4位でも達成感の笑顔 関学学内法律討論会
平成21年度関学学内法律討論会が6月6日、関学第5別館第4教室で行われた。神戸大法律相談部からは野村優介さん(法・2年)が論旨を発表した。【6月8日 神戸大NEWS NET=UNN】
今回の討論会には神戸大法律相談部、関大千里山法律学会、同志社法学研究会、立命法友会、関学法律研究部など、計8団体が参加。刑法の論題に関する論旨を発表しその後、質疑応答を行った。
神戸大の論者は野村優介さん。4月末ごろから時間をかけて作成した論旨を壇上で発表した。マイクの不調により、立論が1度中断するというアクシデントもあったが、「ああいうのはしょうがない。特に気にならなかったです」と野村さん。落ち着いてはきはきと論旨を読み上げた。
また準備期間中に新型インフルエンザの影響で神戸大が休講になり、大学で勉強会が出来なくなった。そのため野村さんは同学年の部員らと家で勉強することもあったという。
結果は8人の立論者の中で4位と惜しくも入賞を逃したが、野村さんは満足げな様子。「やりきった感じがある。もう順位はあんまり関係ないです」と話す笑顔は達成感に満ちあふれていた。(記者=田丸瑛梨)
【写真】他大学からの質問に答える野村さん。(6月6日・関学第5別館第4教室で 撮影=浅井淳平)
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◎延期の「KAJa!2009」 は今秋開催に 関西アカペラの祭典
第12回関西アカペラジャンボリー実行委員会は4日、新型インフルエンザ流行の影響で延期となったアカペラの祭典「KAJa!2009」を、9月19日に開催することを発表した。会場は前回の予定と同じくマリンピア神戸。延期決定前の予定では、神戸大から2組のバンドが出演することになっていた。詳細は関西アカペラジャンボリー HP(http://www.kaja-live.com/)まで。【6月7日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎ホールを包む伸びやかな歌声 関混連定期演奏会
関西の6つの大学の合唱団から構成される関西学生混声合唱連盟の定期演奏会が6月3日、兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで行われた。神戸大からは混声合唱団アポロンが、人数を生かした厚みのある歌声を披露し、約1200人もの観客を魅了した。【6月5日 神戸大NEWS NET=UNN】
アポロンはブラームス作曲の「Fest-undGedenksprüche(祭典と記念の格言)」をドイツ語で荘厳に歌いあげた。部長の藤井良治さん(工・4年)は「(ドイツ語曲は)半年前から取り組んだが、かなり厳しかった。定期演奏会でもやる曲なのでそれに向けてもっと練習したい」と今後に向けて話した。
関西では5月の下旬に新型インフルエンザの流行のため大学が休校に。休校期間中は練習も中止を余儀なくされ、演奏会の開催自体も危ぶまれる状況であったという。指揮者の近藤一寛さん(経済・4年)は「休み中もみんなそれぞれが自発的に楽譜を見るなどの努力をしてくれていたと思う」と部員たちを評価した。また藤井部長も「みんなの集中力が増して、エネルギーを感じた」と話した。
またオーケストラを加えての6大学合同演奏では、第40回記念として作曲家の千原英喜さんによって書き下ろされた「CANTATA〈FLOOD〉 カンタータ〈洪水〉」を初披露。演奏後には千原さんもステージに登場し一際大きな拍手が送られた。関混連の理事長として参加したアポロンの畑俊輔さん(経済・3年)は「千原先生という有名な方に作曲していただいた曲を初演できたことは、連盟にとって貴重な経験になった」と目を赤らめた。(記者=伊岐沙織、田丸瑛梨)
【写真】単独ステージでドイツ語曲を演奏するアポロンの部員ら。(6月3日・兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで 撮影=稲垣祐希)
《訂正》記事の中で「KOBELKO大ホール」とあったのは「KOBELCO大ホール」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。(ニュースネット編集部 2009年6月7日午前1時10分入力)
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◎主将逮捕の京教大との試合中止 関西学生サッカーリーグ
関西学生サッカー連盟は6月4日、14日に予定されていた関西学生サッカーリーグ2部Bブロック第6節を中止すると発表した。集団準強姦罪の容疑で主将が逮捕され、無期限活動停止処分を受けた京教大サッカー部が、今季全リーグ戦を自粛するため。勝ち点の調整などは未定。【6月5日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎2連覇へ、いざ、初陣 全日本大学フットサル兵庫予選
全日本大学フットサル大会2009兵庫予選が6月7日、北神戸田園スポーツアリーナで行われる。前年度大学王者の神戸大の、2連覇をかけた戦いが始まる。【6月5日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大の試合予定は以下の通り。
▽第1試合 13時〜vs神戸ファッション造形大
▽第2試合 15時15分〜vs関学プルミエール
▽第3試合 17時30分〜近畿福祉大
※試合形式はプレイングタイム12分ハーフ
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◎コラム伏流水 心の雨を降らそう
木々の色は華やかな桜色から緑の鮮やかさを帯び、すっかり初夏の様相である。皐月から水無月へ。季節の移り変わりを感じる。【6月3日 神戸大NEWS NET=UNN】
旧歴では、「水無月」は「梅雨が明けて水がかれてなくなる月」であると解釈されていた。現在は「梅雨で天の水がなくなる月」というのが一般的である。
しかし、実は「田んぼに水を張る必要のある月」ということで「水月」とする説もあるようだ。水があるのか、ないのかで印象は大きく変わる。
漢字一文字を取ってみても「水」の存在は大きい。例えば、「涙」から「水」を除くと「戻」。また、「泣」も同様にすると、「立」となる。やや後ろ向きの印象がある漢字が、「水」がなくなった途端に前向きなものになる。
人は悲しいときや悔しいとき、あるいはうれしいときにも「涙」を流して「泣」く。そして「涙」、つまり「水」がかれるまで「泣」けば、一歩「戻」り、もう一度「立」つことができる、漢字はそう教えてくれている。
6月は梅雨の季節。心の田んぼに水を張って「水月」にした後は、自分の中の天がかれるまで思いっきり雨を降らせて「水無月」としたい。外の空気はじめじめしていても、心の中はさわやかにしたいものだ。(記者=浅井淳平)
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◎関混連の第40回記念定演 3日、兵庫県立芸術文化センターで
関西学生混声合唱連盟主催の第40回記念定期演奏会が6月3日、西宮の兵庫県立芸術文化センターのKOBELCOホールで行われる。開場は午後4時45分、開演は午後5時半から。入場料は1000円で全席指定。神戸大からは混声合唱団アポロンが出演する。詳しくは関西学生混声合唱連盟HP(http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Club/7272/)で。【6月2日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎独走ダメ押しTDで勝利 アメフット「フットボール・デー」
「神戸大学フットボール・デー」のアメリカンフットボール、神戸大−同志社が5月31日、王子スタジアムで行われた。神戸大は先制を許したものの3本のTDを奪い21−9で勝利した。【6月2日 神戸大NEWS NET=UNN】
多くの人にフットボールを知ってもらおうと開催された「フットボールデー」。集まった神戸大の観客は勝利に沸いた。
第4Q3分、QB東野(工・3年)からフリーのTE東内(工・4年)にパスがつながる。「前が空いていたのでいくしかないと思った」TE東内はタックルを受けつつも避け、約60ヤードをゴールラインまで独走した。3本目のダメ押しのTDが決まり選手らは喜び合った。
前半、神戸大はRB小椋(海事・4年)などのラン攻撃を試みるが失敗が続く。「オフェンスのまとまりがなかった。思ったようにできなかった」とQB東野。
しかし、徐々に攻撃の流れを作る神戸大。第2Q10分、QB東野から左サイドを駆け上がっていくWR大園へ約30ヤードのパスが通る。続く攻撃でRB松村(経済・4年)が逆転の1ヤードTDラン。その後は終始、相手をリードし21−9で勝利した。
試合を振り返り、安井ヘッドコーチは「前半、自分たちのペースをとれなかった。レベルがまだ低い」と話した。この試合、7つの反則や細かいミスで主導権をなかなか握ることができなかった。主将のDL小澤(工・4年)は「控えの選手が出た時にパスを通された」と全体の底上げも課題と話した。
次戦は6月13日、初めての対戦となる慶應が相手。DL小澤は「強いチームでもある。2週間きっちり練習して良い試合にしたい」と決意を新たにした。(記者=松本尚也)
●「神戸大学フットボール・デー」アメリカンフットボール(5月31日・王子スタジアム)
神戸大 0 7 7 7 =21
同志社 2 0 0 7 =9
【写真上】第4Q、TE東内(写真中央)がダメ押しのTDを決め喜ぶ選手ら。
【写真下】同志社の前進をタックルで止める。(どちらも5月31日・王子スタジアムで 撮影=浅井淳平)
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◎終了間際で逆転許す 女子タッチフット「フットボール・デー」
「神戸大学フットボール・デー」の女子タッチフットボール、神戸大−武庫川女大が5月31日、王子スタジアムで行われた。第4Qに32−31と逆転した神戸大だったが、残り5秒で再逆転を許し、32−38で敗れた。【6月1日 神戸大NEWS NET=UNN】
試合後の選手らに笑顔はなかった。終了間際での逆転負けに、主将のWR野村(発達・3年)は「気持ちがゆるんでしまった」と肩を落とす。
シュガーボウルで敗れた悔しさを晴らそうと臨んだこの試合。しかし、序盤からパスをインターセプトやカットされ、なかなか主導権を握ることができない。立て続けにTDを決められ、常にリードを奪われる苦しい展開に。
それでも第4Q残り20秒。QB佐野(発達・4年)からWR福田(農・3年)へ、約27ヤードのTDロングパスが決まり、ついに神戸大がこの試合初めての逆転に成功する。ピッチ場だけでなく、神戸大側のスタンドからも歓喜の声が上がる。
しかしここで試合は終わらなかった。ゴール前約35ヤード地点からの武庫川女大の攻撃。残り時間は10秒。武庫川女大のQBからWRへパスが渡る。すがりつく神戸大ディフェンス陣。ランで1人、2人とかわされ、TD。このとき、残りは5秒だった。結局、TFPも決められ、38−31でタイムアップ。
これでシュガーボウルに続き、武庫川女大に2連敗。ライバルとの差について、今岡ヘッドコーチは「(最後の場面は)自信を持っているチームと持ってないチームとの差。日本一になるための精神力になっていない」と分析する。秋のリーグ戦まではまだ時間がある。この2戦で感じた差をどこまで埋められるかが今後の課題だ。(記者=浅井淳平)
●「神戸大学フットボール・デー」女子タッチフットボール(5月31日・王子スタジアム)
神 戸 大 7 13 0 12 =32
武庫川女大 18 6 7 7 =38
【写真上】残り5秒、逆転のTDを奪われる。
【写真下】逆転され悔しがる神戸大の選手ら。(いずれも5月31日・王子スタジアムで 撮影=松本尚也)
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◎同志社に無失点で勝利 関西学生ホッケーリーグ
関西学生ホッケー春季リーグ2部神戸大−同志社が5月31日、長居陸上球技場で行われた。前半27分に先制した神戸大は、そのまま1点を守りきり、1−0で勝利した。【6月1日 神戸大NEWS NET=UNN】
前日、入替戦出場をかけて挑んだ関大に逆転負けを喫した神戸大。それでも選手らは気持ちを切り替えていた。「同志社は秋季に3−0で勝った相手。1つでも上の順位を目指してやろうと思った」と主将のMF小野田(発達・4年)は振り返る。
前半、序盤は決定機を作れず相手と互角の戦い。神戸大は27分、ペナルティコーナー(反則によるゴール前のセットプレー)を冷静に決めて先制する。その後もパスをつなぎ、相手ゴールに迫るが、追加点は奪えず前半は終了。
後半も神戸大はロングパスやサイド攻撃中心に攻めるがゴールは生まれない。逆に試合終盤、後半25分すぎから、自陣でのプレーが多くなり守備に追われる。相手のペナルティコーナーなどピンチを迎えるも守備陣は集中し、堅い守備を見せる。主将の「今日はディフェンスのおかげで勝てたと思います」という言葉どおり、そのまま逃げ切り、1−0で勝利した。
神戸大は勝ち点を7にのばしたが、関大も羽衣国際大に勝利し勝ち点は12に。これにより神戸大のリーグ優勝、入替戦出場は無くなった。しかしリーグ戦はまだ終わっていない。新型インフルエンザの影響で延期となっていた次節、大体大戦が今季リーグ最終戦となる。「このメンバーで出来るのは最後になる。後輩に勝つ姿を見せて終わりたい」と意気込みを話す主将。チームは最終戦で有終の美を飾れるか。(記者=田丸瑛梨)
●関西学生ホッケー春季リーグ2部(5月31日・長居球技場)
神戸大 1 1−0 0 同志社
0−0
【神戸大】小楠(前半27分)
【写真上】相手と競り合うMF小野田。
【写真下】先制し喜ぶ神戸大の選手ら。(いずれも5月31日・長居球技場で 撮影=寺島琴美)
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