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神戸大NEWS NET 2010年3月前半のニュース






◎学生らが佐用で実習 ボランティア講座

 2009年度ボランティア講座「被災地の復興と被災者の生活再建」分野の体験実習が3月9日から11日まで、兵庫県佐用町で行われた。参加した15人の学生らは、現地の人らとの交流を通じて、商業や農業などさまざまな視点から復興に向けた取り組みを学んだ。【3月14日 神戸大NEWS NET=UNN】

 佐用町は昨年8月、台風9号による集中豪雨に見舞われた。町の中央付近を通る佐用川が氾濫し、死者18名を出したほか、138棟の家屋が全壊。床上、床下浸水の被害を受けた住宅はおよそ900棟にも上った。

 実習2日目の10日には佐用町生活研究グループ「ほほえみ会」の先導で、集中豪雨の被害が大きかった地域を見学。農村の田畑は荒れ、現在は畑としては使えない土地となっている。復興のためには多額の費用や時間が必要だが、行政から受けた支援は一律的で個々の実情には沿わない場合もある。当事者からの生々しい話を耳にし、学生らは驚きの表情を浮かべていた。

 実習の計画を立てた鈴木孝典さん(発達・2年)は昨年から何度も佐用町に足を運び、被災者の話を聞いてきた。「佐用の自立って何やろうと考えたときに、経済的な自立が本当の自立なのかという疑問があった」。その疑問の答えが実習を通して見えてきたようだ。「実際に大事なのは人同士のコミュニティだと思う。しんどいときでも、そのしんどさを分かち合える人と人とのかかわりから何かが生まれていくのでは」と話した。(記者=浅井淳平)

【写真】被災した人の話を聞く学生ら(3月10日・兵庫県佐用町で 撮影=浅井淳平)


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◎カナディアンで笹渕が優勝 芦屋カヌーレガッタ

 第5回芦屋カヌーレガッタが3月7日、芦屋キャナルパークで開催され、男子カナディアンシングル1万メートルでは笹渕美寛(工・2年)が49分36秒73で優勝した。同種目では西村英之(工・3年)、石津勇太(工・3年)もそれぞれ2位、3位に食い込み、上位を神戸大勢が独占した。男子カヤックシングル1万メートルに出場した川崎絢太郎(経済・3年)は45分18秒78で3位、女子カヤックペア5000メートルの置塩・後藤ペア(それぞれ発達・4年、発達・2年)は22分23秒73で3位だった。【3月12日 神戸大NEWS NET=UNN】

●第5回芦屋カヌーレガッタ(3月7日・芦屋キャナルパーク)
K-1 1万メートル
川崎絢太郎 3位 45分18秒78

C-1 1万メートル
笹渕美寛 1位 49分36秒73
西村英之 2位 51分33秒47
石津勇太 3位 51分51秒36

WK-2 5000メートル
置塩・後藤ペア 3位 22分23秒73


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◎冨宅教授らの最終講義 13日に瀧川記念学術交流会館などで

 理学研究科・冨宅喜代一教授、農学研究科・加古敏之教授、同研究科・阿江教治教授の平成21年度末での退官にともない、3月13日に最終講義が行われる。冨宅教授の最終講義は午後2時から、瀧川記念学術交流会館大会議室で開催。テーマは「分子の世界を彷徨って」。 【3月11日 神戸大NEWS NET=UNN】

 加古教授の最終講義は午後2時から、農学部C101教室で開催。テーマは「私の農業経済学〜研究・教育・社会貢献〜」。
 阿江教授の最終講義は午後4時から、農学部 B101教室で開催。テーマは「土壌と根との間の反応 =リン酸・チッソ・カリそして重金属=」。

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◎1年間の「お気に入り」を披露 凌美会展「凌美会概論」

 神戸大美術部凌美会による凌美会展「凌美会概論」が、3月4日から9日まで三宮のアート美空間sagaで開催された。28点の力作が会場に並び、訪れた観客はひとつひとつの作品に見入っていた。【3月10日 神戸大NEWS NET=UNN】

 凌美会展は、1年を締めくくる展覧会として毎年行われている。今年はテーマを「凌美会概論」として、部員それぞれが昨年度に描いた中で特に気に入った作品を出展した。
 作品の並べ方にも工夫が施された。アート美空間sagaは窓からの光を取り入れられる部屋と、完全に照明のみで明るさを調節する部屋に分かれている。それを利用して作品を置きわけることで、魅力をさらに引き出せたという。しかし立地条件や天候の悪い日が続いたため、最終日前日までの観客は約50人と普段より少なめだった。

 斎藤ひろばさん(国文・2年)は「矛盾」と「春」の2点を出展した。「矛盾」は「傘をさすと一人の空間ができてほっとするが、人ともつながっていたい気持ちもある」という「心境の矛盾」を表現した絵画。「重めのテーマだったため、自分の気分も作品に影響するし、作品のテーマも自分に影響するのでちょっとしんどかった」(斎藤さん)という。  逆に「春」は、「もうすぐやってくる春を待ちわびて、気持ちがふわふわとしていく様子」を柔らかな色合いで表現した絵画。斎藤さんは、「いつも自分は暗いテーマや絵が多いので、明るい絵が描けるようになったのかな」と自分の成長を実感する作品となった。

 これから1年間、副部長も務める斎藤さん。今年の目標は「もっと凌美会の認知度を上げるために、展覧会を大学構内でひらくこと」と話す。現在、国文のセブンイレブン前やM棟に数点凌美会の作品が展示してあるが、「ただ展示するだけではなくテーマ展みたいなものを積極的にやっていきたいと思う」と「凌美会の作品」を積極的に発信する姿勢をみせた。(記者=義原由樹子)

【写真上】普段は何気ない日の光が、作品の魅力を引き出すのに一役買っている
【写真下】日の差す部屋とは対照的な「暗さ」も、観客の目を楽しませた(いずれも3月8日・神戸市中央区のアート美空間sagaで 撮影=義原由樹子)



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◎北山が二部女子で優勝 関西学生フィギュア競技大会

 第9回関西学生フィギュアスケート競技大会が3月3日から5日まで、大阪府立臨界スポーツセンターで行われ、二部女子で北山翠(医・1年)が優勝した。二部男子では木曽田雄星(工・4年)の5位が最高位だった。【3月10日 神戸大NEWS NET=UNN】

●第9回関西学生フィギュアスケート競技大会(3月3日〜5日・大阪府立臨界スポーツセンター)
二部男子
木曽田雄星(工・4年) 第5位
向井将平(発達・4年) 第7位
水原修平(文・3年) 第8位
中堀寛之(海事・3年) 第15位
松岡洋平(農・3年) 第16位
久米一彦(法・2年) 第21位

二部女子
北山翠(医・1年) 優勝
南埜沙織(農・4年) 第8位
嘉生幸代(理・4年) 第9位
吉本秀美(農・2年) 第19位
山村美紀(経済・4年) 第20位
平岡美智子(農・3年) 第26位
小野由美子(農・2年) 第31位
西谷遼子(文・2年) 第37位
山下知沙(発達・3年) 第39位
白石真子(農・2年) 第41位
土井亜希子(法・3年) 第43位

新人男子
土井雅弘(農・1年) 第8位

新人女子
山中結衣(文・1年) 第7位
長澤美希(国文・1年) 第12位
吉田千佐子(保・1年) 第13位
代崎千尋(保・1年) 第18位

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◎熊谷教授の最終講義 10日に臨床研究科で

 医学研究科・熊谷俊一教授の平成21年度末での退官にともない、3月10日午後4時から午後5時まで最終講義が行われる。場所は臨床研究棟6階大講義室で。テーマは「免疫学の魅力と臨床」。 【3月10日 神戸大NEWS NET=UNN】】

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◎1952人が新神戸大生に 前期入試合格発表

 神戸大の前期入学試験の合格者発表が3月9日、学内の各キャンパスで行われた。11学部1952人の受験生が合格。発表会場では、アメフト部らから胴上げの祝福を受ける受験生の姿も見られた。【3月9日 神戸大NEWS NET=UNN】

 午前10時。春の訪れに逆行するかのような寒空の下、合格者の受験番号が書かれた掲示が貼り出された。六甲台を歓声と笑顔が包み込んだ。  経済学部に合格した女子高生は「自信が全然なかったので信じられない。大学に入ったら、サークルやバイトでてんこもりにしたい」と満面の笑みで話した。(記者=浅井淳平)

【写真】胴上げされる受験生(3月9日・六甲台キャンパスで 撮影=松本尚也)

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◎コラム伏流水 春を告げる花のために

 2月から3月にかけて、梅の花が見ごろとなる。私の自宅の庭には梅の木が植えられており、年が明けてからは花が咲いていないか確認するのが日課である。それは、梅の花を見ると春の足音を感じるからだ。 【3月8日 神戸大NEWS NET=UNN】

 梅の花言葉は「厳しい美しさ」「上品」「忍耐」。まだ寒さの残る中で、凛(りん)と咲く姿にぴったりである。しかし、花が咲き終わる頃から日のぬくもりが増し、桜のつぼみもほころんでくる。その規則正しいサイクルを毎年感じていると、梅は厳しい寒さに耐えながらも、いち早く春の訪れを私たちに知らせてくれる花なのではないか、と思わずにはいられない。
 そのサイクルが近年、温暖化によって乱れている。今冬も神戸では異常な気温変化が続いた。梅にもその影響は出ており、年々早く咲いてしまう木が増えているという。今季のように気温変化が激しくては、梅でさえ春の足音を聞き違えてしまう。
 私たちが暖房の設定温度を上げるだけで、本当の暖かい春を伝えてくれる「使者」が使者でなくなってしまう。貴重な自然を守るため、というよりも寒さの中で忍耐強く咲く小さな使者のために、微々たることでもしようではないか。(記者=義原由樹子)

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◎追試受験者は4人 想定大きく下回る

 昨年流行した新型インフルエンザの感染者に対応するために3月4日、入学試験の追試験が行われ、4人が受験した。当初入試課では、前期入学試験の志願者5801人の1割にあたる500人が追試を希望すると見て準備を進めてきたが、その予想をはるかに下回る格好となった。【3月8日 神戸大NEWS NET=UNN】

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◎前田教授らの最終講義 8日に臨床研究科などで

 医学研究科・前田潔教授、法学研究科・蓮沼啓介教授、研究基盤センター・鶴見誠二教授の平成21年度末での退官にともない、最終講義が行われる。前田教授の最終講義は8日午後5時半から午後7時まで、臨床研究棟6階の大講義室で開催。テーマは「我が歩みし精神医学の道」。【3月8日 神戸大NEWS NET=UNN】

 蓮沼教授の最終講義は9日午後1時20分から午後2時50分まで、第2学舎163教室で開催。テーマは「40年の研究生活を振り返って」。
 鶴見教授の最終講義は9日午後3時から午後4時半まで、瀧川記念学術交流会館2階の大会議室で開催。テーマは「オーキシンとクロモサポニン」。

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◎三上教授らの最終講義 6日に人間発達環境学研究科などで

 人間発達環境学研究科・三上和夫教授、工学研究科・長尾直治教授、同研究科・田渕基嗣教授、理学研究科・佐藤博明教授の平成21年度末での退官にともない、3月6日に最終講義が行われる。【3月6日 神戸大NEWS NET=UNN】

 三上教授の最終講義は午後2時から午後5時まで、人間発達環境学研究科B棟202教室で行われる。
 長尾教授の最終講義は午後2時から午後3時15分まで、神大会館六甲ホールで行われる。テーマは「造ること・考えること」。
 田渕教授の最終講義は午後3時半から4時45分まで、同ホールで行われる。テーマは「鉄骨造接合部の設計・施工の合理化」。
 佐藤教授の最終講義は午後4時から5時まで、理学研究科Z棟103教室で行われる。テーマは「火山とつきあって40年」。


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◎大日岳遭難事故から10年  ワンダーフォーゲル部

  2000年3月5日に起きた大日岳遭難事故から今年で10年が経つ。亡くなった溝上国秀さん(当時=文・2年)と内藤三恭司さん(当時=都立大理学部・2年)の両親は今日、手記「息子たちの命を無駄にしないために」を自費出版。国立登山研究所は今年3月、事故以来中止していた冬の研修を10年ぶりに再開する。【3月5日 神戸大NEWS NET=UNN】

 2000年3月5日富山県立山連峰・大日岳。文部省登山研修所が開催した登山研修中に、大日岳山頂付近で雪崩が起こり、その付近で休憩していた学生6人のうち、当時神戸大ワンダーフォーゲル部に所属していた溝上さんと、都立大に所属していた内藤三恭司さんが亡くなった。

 大日岳遭難事故は文部省主催の事業で事故が発生したため、溝上さんの両親は国を訴えた。謝罪を求める署名運動などの活動を行ない、2007年9月15日に和解が成立した。

 神戸大ニュースネット委員会では大日岳遭難事故についての情報提供を行なっています。HP上では、大日岳遭難事故特設ページを設置しています。同ページでは、事故関連の記事、事故で亡くなった溝上さんの遺族、友人の言葉をもとに編集した「伝える命の大切さ」の連載記事などが総覧できます。(特設ページのアドレスはhttps://kobe-u-newsnet.com/newsnet/dainichi/dainichi.html)

 手記「息子たちの命を無駄にしないために」の問い合わせは神戸新聞総合出版センター(0783627140)まで。(記者=新田理絵)

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◎美術部凌美会の「凌美会展」 4日からアート美空間sagaで

 神戸大美術部凌美会による展覧会「凌美会展」が3月4日から9日まで、三宮のアート美空間sagaで行われる。開場時間は午前11時から午後7時。詳しくは凌美会HP(http://newsnet.sub.jp/ryoubi/)まで。【3月3日 神戸大NEWS NET=UNN

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◎仲間と迎えた4年間の千秋楽  自由劇場卒業記念公演

 神戸大演劇部自由劇場の卒業記念公演「GOOGOOMUCHO!!」が2月26日から3月1日まで、国文キャンパスD300大講義室(シアター300)で行われた。最終日となった1日には多くの人が訪れ、4年生の学生生活最後の演技に見入っていた。【3月2日 神戸大NEWS NET=UNN】

4年間の有終の美を飾るカーテンコール。4年生18人は晴れ晴れとした姿で会場からの盛大な拍手に応えた。「むちゃむちゃいい仲間に囲まれた」と衣笠梨代さん(発達・4年)。

 劇の舞台は多種多様なトラブルが頻発する世界一ついてない街トラブルタウン。そんなトラブルタウンでは最近、年に一度開催されるイケメンコンテストの入賞者が消えていた。事件の背後に浮かび上がる謎の人物ムーディー、そして人々からフェロモンを集めて回る少女ルーシーとは何者なのか?トラブルタウンNo.1のイケメン何でも屋カルロスが事件解決へ向け動き出す。
 演出を担当した野口聡子さん(文・4年)が「テンションをあげて、最後なんで全員で楽しめるよう意識した」と話すように、部員らはコミカルな演技で観客を楽しませた。また同時に気迫が伝わる熱の入った演技で、観客を劇の中に引き込んだ。

 
 練習を始めたのは1月中旬。準備期間は普段より短かったが、これまでの経験と4年生の仲の良さで完成させた。「一番楽しい練習だった。お互いにどうやろうかというのがわかっていた」と元部長の山本大哉(経済・4年)さん。
 ほとんど全員が演劇初心者だったが、お互いにこの4年間は切磋琢磨し合った日々だった。しかし、演劇の練習は長く、忙しくてしんどい事も。「途中でやめようと思ったこともあった」と野口さん。それでも同回生の励ましがあった。「励ましがなかったら続けてこれていなかったかも」。そして、最高の仲間とともに千秋楽を迎えた。

   カーテンコールでは涙が光った山本さんは「あっというまだった。同回生が一番、本当に楽しかった」と4年間を振り返った。(記者=松本尚也)

【写真右】学生最後のカーテンコールに応える4年生ら
【写真左】主人公のカルロスを演じた山本さん(写真右)(3月1日・D300大講義室(シアター300)で 撮影=松本尚也)


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◎「KUGC」は憩いの場 性的マイノリティの学生ら語る

 数ある学生サークルの中でも、「KUGC」の新入部員勧誘ビラは見た人を釘づけにする。そこに書かれたキャッチフレーズは「ノンケ(=主に同性愛者でない人を指す俗語)以外募集」。一般的に性的マイノリティと呼ばれる神戸大生らが集まったサークルが「KUGC」(=Kobe University Gay Circle)だ。 【3月1日 神戸大NEWSNET=UNN】


 取材に応じた「KUGC」のメンバーにとってサークルは「息抜きできる場」「憩いの場」。自分を包み隠さず付き合える仲間の存在は大きい。 しかし、憩いの場は決して閉そく的な空間ではない。それはキャンパスに貼られたビラのオープンな様子からもうかがえる。 「サークルがあることによって周りに自分のような人がいること知ってもらえる。生きやすい世界になったかなと思う」とメンバーの1人、しゅんさん(国文・4年)。 大胆なビラについて「知ってもらえるきっかけになれば」と話した。

 「神戸大の中で、自分と同じような人と会ってみたい」という気持ちが、サークル設立の契機となった。 2008年の結成から1年以上経ち、現在「KUGC」に所属するメンバーは約20名だという。メンバーをゲイ、男性のバイセクシュアルに限っていたが、 現在はLGBT(=Lesbian、Gay、Bisexual、Transgenderの頭文字をそれぞれ取った言葉。性的マイノリティを指す)サークルとして枠を広げ、 女性のバイセクシュアル、レズビアン、トランスジェンダーの参加も可能となっている。

 性的マイノリティの学生同士の出会いや交流を活動目的とする「KUGC」。部員同士で遊びに行ったり、食事をしたりすることが多いという。 「KUGC]のメンバーのほとんどは自分が同性愛者であることを周囲に話していない。彼らにとってサークルは気兼ねなく話すことができる唯一の空間。 「仲間に会えたことは人生に大きな影響を与えた」とあきらさん。悩みを打ち明けることもしばしばあるという。異性愛者にとっては当たり前の会話が、時には悩みの種となる。 「サークル外の人と恋愛の話になると辛い。男女間の恋愛を想定しているから」。苦しみに共感してくれる人が「KUGC」にはいる。

   「同性愛者であることは『背が高い人が好き』というのと同じことだと思ってる。1つの個性や特徴」。 「KUGC」のメンバーは、キャンパスのどこにでもいる学生と同じだ。ただ、彼らの個性が性的マイノリティだという点で共通しているだけ。 「卒業してメンバーと離れたら寂しいなあ」と話す2人の表情は、「KUGC」の存在の大きさを物語っていた。(記者=岩本真侑)

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◎桑原教授の最終講義 3日に六甲台本館で

 経営学研究科・桑原哲也教授の平成21年度末での退官にともない、3月3日午後1時20分から午後2時50分まで最終講義が行われる。場所は六甲台本館306教室で。テーマは「経営史の課題」。 【3月1日 神戸大NEWS NET=UNN】

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