阪神淡路大震災から8年半が経つ。
6000人以上の命が一瞬にして失われた空前の大災害。
学生をはじめ、多くの若い命も奪われた。

しかし、今、その記憶は語り継がれているだろうか。
あの揺れを経験した街、神戸で。
当時の学生が過ごしていた大学で。

2003年5月、神戸市中央区にある震災モニュメント「1・17希望の灯り」の一部が、神戸市内の大学生に壊された。
学生に悪意はなかったものの、「希望の灯り」の存在は知らなかったという。

いつの間にか薄れゆく記憶。
神戸から、そして大学からも震災の灯(ともしび)は消えてしまったのだろうか。

大学で、地域で、教育現場で、
震災の記憶、体験がどのように語り継がれているのかを検証する。
(2003年5月〜11月=25回)
「1・17希望の灯り」について
【UNNニュース】「希望の灯り」を修復 大学生の破損事件で
 
【緊急特集】大学から震災の灯は消えたか(最終更新日:2004年5月3日)
記事は携帯版HP(http://k.excite.co.jp/hp/u/sinsai/)にも掲載しています
連載を終えて 「灯り」破損から一年
    震災の語り継ぎはいま(2004/5/3更新)


第25回 そして語り継ぎへ…
    「思い」つなげる学生たち(11/15更新)

第24回 震災見つめ直す
    震災語る研究者たち<下>(11/8更新)

第23回 教訓、次に生かす
    震災語る研究者たち<上>(11/1更新)

第22回 震災教育が行き渡らない中で
    舞子高校・環境防災科の試み(10/25更新)

第21回 語り継ぎ半世紀
    ヒロシマに学ぶこと(10/18更新)

第20回 伝え続ける惨禍と命
    広島での語り継ぎ(10/11更新)

第19回 「被災地だからこそ…」
    葛藤抱える神戸の教育(10/4更新)

第18回 「死」から「生」みつめる
    被災地超え広がる震災学習(9/27更新)

第17回 「震災」考えるきっかけを
    大学教育での語り継ぎ(9/20更新)

第16回 「希望の灯り事件知らない」7割
    学生にアンケート調査(9/13更新)

第15回 まずは残すことから
    積み上げられる記録(9/6更新)

第14回 継続に希望見い出す
    震災見つめ続けるメディア(8/30更新)

第13回 原点の思いが支え
    新聞が伝えた震災(8/23更新)

第12回 語り継がれない社会
    広島の折り鶴焼失事件(8/16更新)

第11回 取材続けることに疑問も
    被災地の学生新聞(8/9更新)

第10回 伝える意味、自問自答続け
    薄れゆく震災への思い
    UNNの震災報道<下>(8/2更新)

第9回 報道への疑問乗り越え
    学生記者が見つめ続けた震災
    UNNの震災報道<中>(7/26更新)

第8回 「生きること」感じた
    被災地での取材 UNNの震災報道<上>(7/19更新)

第7回 自然なかたちで語り継ぎ
    大学に残る震災の「場」<下>(7/12更新)

第6回 「忘れないために」
    大学に残る震災の「場」<上>(7/5更新)

第5回 震災に触れる経験
    語り合える「場」(6/28更新)

第4回 「震災体験の整理ついていない…」
    語り継ぎへのジレンマ(6/21更新)

第3回 「復興祭」から「地域祭」へ
    9年目の“灘チャレンジ”(6/14更新)

第2回 希望の灯りから命の大切さ伝える
    未来へ向けネットワーク広げる(6/7更新)

第1回 事故きっかけに震災語り継ぎ活動見直しへ
    HANDS理事長の白木利周さん(5/31更新)

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