阪神・淡路大震災から7年。街からも大学からも震災を語るものは少なくなり、昨年行ったアンケート調査(震災特集2001)では84パーセントもの学生が「震災は風化した」と答えた。被災地・神戸の大学に通いながら、私たちが震災を感じる機会はもはやほとんどない。 しかし、多くの学生が犠牲となった六甲道の下宿街では未だに更地が残っている。遺族や被災者の心の傷も、7年でいえるものではない。震災はまだ終わってはいないのだ。 「いまからでもできること」。それはすぐ近くにでも転がっているはずだ。
関西学生報道連盟 震災取材班デスク |