「下宿生はめっきり減った」
  ゆかた荘(神戸市東灘区深江本町1-12-17)

Photo=ゆかたハイツ現在

【写真05年】跡地に建つ「ゆかたハイツ」

<05年>
 春藤量隆さん(機関学科・3年)が亡くなったゆかた荘跡は、阪神電車沿いにある。現在そこには2階建ての「ゆかたハイツ」が南北2棟建っている。「ゆかたハイツ」は震災後の97年に建て替えられた。現在は学生は住んでいないという。
 管理する不動産屋によると「震災後、不況の影響もあって下宿する学生はめっきり減った」という。 もあって下宿する学生はめっきり減った」という。


8階建てのマンションに
阪神アパート(神戸市東灘区青木2-16-17 )

Photo=阪神アパート現在

【写真05年】新しく建った8階建てマンション

<05年>

 現海洋政策科学部から国道42号線沿いに西へ15分。神田徹さん(商船システム学・院1年)の亡くなった阪神アパートはあった。近くの住民によると2階が1階になって全壊したという。跡地には8階建てのマンション「PAREOGI(パレ青木)」が建っている。
 近所の住民は「学生さん見んなあ」と話してくれた。


3日目にようやく発見 「悲惨やった…」と住民
  すみれ荘(神戸市東灘区深江北町3-5-27 )

Photo=すみれ荘現在

【写真05年】高齢者向けマンションに

<05年>
▽すみれ荘(東灘区)  東灘小学校の近くに山内傑登さん(機関学科・4年)の亡くなったすみれ荘はあった。現在は東隣のすずらん荘跡地と併せて高齢者向けの賃貸マンション「サンクチュアリ深江北町」となっている。6階建てで定礎は97年7月。
 近くに住む男性によると、すみれ荘とすずらん荘は木造2階建てで歩道にはみ出るように2階が1階を押しつぶしたという。山内さんはなかなか見つからず、3日目にようやく掘り出された。山内さんの他にも高齢者が数人亡くなった。「悲惨やった」と男性。


4階建てアパートに建て変わる
伸青苑(神戸市東灘区魚崎北町6-1-19)

Photo=伸青苑

【写真05年】跡地には新しい建物が

<05年>
 魚崎北町商店街の南端に土谷孝博さん(航海学コース・3年)の亡くなった伸青苑はあった。現在は「甲南フラット」に建て替わっている。魚崎北町商店街も震災後に建て替えられた店舗が軒を連ねる。この区画は、まだ駐車場や未整備の土地が多い。


狭い路地 アパートに建て替わる
良光ハウス(神戸市中央区中山手通3-14-12)

Photo=K・Mコート現在

【写真】狭い路地にあるK・Mコート

<05年>
 中山手通3丁目の入り組んだ路地の一角にマスクリ・マジットさん(機械システム工学・アルジェリア人留学生)の被災した良光ハウスはあった。現在は、3階建てのK・Mコートになっている。近くには神戸モスクもあり、外国人が多く住む。



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