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六甲、御影、住吉、上が原・・・。阪神間の下宿街には、新しい住宅が建ち、わずかに残るさら地が震災の記憶を呼び起こす。 阪神大震災から三年がたつ。学生の死者だけでも、神戸大で三十九人、甲南大十六人、関学で十五人など計百一人。一月十七日という火は、戦時下を除き、我が国の大学史上おそらく最も多くの犠牲者が出た日だ。 今年、各大学では被災体験を持つ四年生が卒業する。多くの犠牲が出た、『大学の震災』をどうこれからの世代に伝えていくのか。これからの大きなテーマだ。 わたしたちは、被災体験を持つ先輩から何を学べばよいのか。四年生や、大学院生、OB,教官からの聞き書き『いま、後輩達に伝えたいこと』と、被災地の三大学でのアンケートから考えてみたい。 (『神戸大ニュースネット』『関学新月トリビューン』『神女院大K.C.Press』の三紙の共同企画です。)
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