心の傷を聞く
武庫女大・杉村省吾教授
兵庫県臨床心理会会長の杉村省吾・武庫女大教授は、震災後1か月間寝汗が止まらない心的外傷後ストレス障害(PTSD)に陥った。ある夢を見た翌日に寝汗は止み、ホットライン「こころの相談センター」を開設した。
「大切なのは理解してくれる人がいること」。現在は心の傷を聞く専門家の養成のための大学院開設などに尽力。心の支援活動を今も続ける。
【98年12月24日・研究室で 撮影=吉田奈見】