長田を見つめて4年
長田区ボランティアセンター 長谷部治さん

 震災直後、4人の鹿経大生が長田区に駆けつけた。その一人、長谷部治さん(25)は現在、長田区ボランティアセンターに勤務。
 長田区ボラセンで中心的存在となった長谷部さんは活動をいったん中止。4月から1年間大学へ戻り、長田区ボラセンに就職した。「多くの復興住宅は民間のマンションを買い上げているもの。その為、住民が交流する場がない。住んでて良かったと思えるような場を作りたい」ともちつき大会など交流会をコーディネートしている。しかし、岐阜出身の長谷部さんは「もっと神戸の人の気持ちが理解できるようになれば」。
【99年1月4日・震災当時寝泊りしていた長田区役所前で 撮影=矢木隆晴】