延焼を防ぐ 関学理学部院生ら 関学理学部は審査威力後、有機化学研究室で火災が発生した。幸いすぐに教員1人と院生14人が駆けつけ、延焼を防いだ。研究室には様々な物質があるため、出火原因は不明。強烈な揺れで、4トンの実験装置は1メートル動いた。理学部の被害額は6000万円以上。佐野直克理学部長は「教職員や学生の尽力で、半年ほどで研究できる環境に整った」と振り返る。 現在、有機化学研究室は山田英俊助教授の研究室でその面影を所々に見せるだけだ。引き出しにはすすがまだ残り、火事に耐えた棚には薬品が並んでいた。震災後は、倒れて発火しないように、燃えやすい物質は工夫された棚に収容されている。 【写真上 火災直後の様子 提供=関学広報室】 【写真下 98年12月22日 撮影=矢木隆晴】 |
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