小学生からのからのメッセージ
【写真】倒壊した住宅に、多くの人たちが閉じ込められた。(1995年1月20日 神戸市東灘区で 撮影=白石辰士/NEWS立命)
自分だけの力でもがんばり助けを待つ(東京都 小学生・11歳)
なみだがあふれてとまらなくなりました(東京都 小学生・10歳)
地震が起きたら、しっかりやろうと思います(東京都 小学生・12歳)
被災地に居た人の心を知る(東京都 小学生・12歳)
こわれてしまった淡路の祖父母の家(東京都 小学生・12歳)
もっとやりたいことがあったのに……(東京都 小学生・10歳)
人が死んでいくのはやだ(東京都 小学生・10歳)
絶対にあきらめない(東京都 小学生・12歳)
「心のじゅんび」をしないと(東京都 小学生・10歳)
ねたきりのそ父をどう守るか(東京都 小学生・10歳)
身が引きしまってきました(東京都 小学生・10歳)
子どもにもできることがたくさんある(東京都 小学生・10歳)
いざとなったら自分がたよりになるかもしれない(東京都 小学生・10歳)
命を軽く考えてはもったいない(東京都 小学生・9歳)
どうしてバイクが走っているの(神奈川県大磯町 小学生・10歳)
すず木のぶひろさんのこと(小田原市 小学生・7歳)
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自分だけの力でもがんばり助けを待つ
東京都 荒井美紀(小学生・11歳)
私は地震で高速道路がかたむいたり、
マンションの1階がつぶされたりしたことを聞いて、
地震の恐しさを知りました。
友達を助けだそうとしている時に、
火がせまってきて助けられずに亡くなったという話では
とても悲しい気持ちになりました。
90才のおばあさんが
20時間もとじこめられたのに助かったという話では
最後まであきらめず
自分だけの力でもがんばり助けを待とうと思いました。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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なみだがあふれてとまらなくなりました
東京都 山崎由貴(小学生・10歳)
私は今までにまだ泣くようなこわいたいけんをしていません。
それにそういうお話をきいても
あまりその人の体験してきた苦しみがわかりませんでしたが
住田さんのお話はなぜか心にじーんとしみわたってきて
自然になみだがあふれてとまらなくなりました。
私は住田さんのお話をいかして
これから私たちにおそいかかってくる災害を
のりこえていきたいと思います。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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地震が起きたら、しっかりやろうと思います
東京都 匿名(12歳女子)
こんなにおそろしいことが、
この東京にいつかくるのだ、と思うと、
こわくてたまりません。
地震が起きたら、きっと大パニックになってしまうと思います。
だから、「こういうことが起きたらこうしよう」と、
前々からしっかり考えておこう、と思いました。
住田さん、色々教えて下さって、ありがとうございました。
地震が起きたらどうなるか、よく分かりました。
今度地震が起きたら、
このことを思い出してしっかりやろうと思います。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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被災地に居た人の心を知る
東京都 匿名(小学生・12歳女子)
阪神大震災から約六年が経ちました。
その頃1年生だったのですが、今でも覚えています。
「今日までに○○人の方がお亡くなりになりました。お悔やみ申し上げます。」
テレビや新聞でも連日報道され、天災のおそろしさ、
もたらす被害の大きさは相当なものだという事は分かっていましたが、
被災地に居た人の話、そして心を知る機会は全くありませんでした。
そして今回、命の尊さというものを感じ取りました。
たった40秒程の中で、何千人もの人が亡くなり、
その周りを取りまく人達、何万人もの人が悲しむ。
このお話はぜひ、
少年犯罪をおかした子供達に聞いてもらいたいと思いました。
少しは命を大切にする思いが出てくるのではないでしょうか。
私の心に大切に残るものとなりました。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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こわれてしまった淡路の祖父母の家
東京都 原友莉江(小学生・12歳)
こわれてしまった祖父母の家や、
私の淡路の家を思い出しました。
今はすっかりきれいになっているけれど、
あの頃の大変だった事を忘れてはいけないと思いました。
関東大震災が起きるといわれていますが、
まずは、「自分の命は自分で守る」。
これを心がけたいです。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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もっとやりたいことがあったのに……
東京都 匿名(小学生・10歳女子)
私は今まで(私なんかもうどうでもいいんだ)
と思っていた自分をこうかいしました。
阪神淡路大震災で亡くなってしまった方々に
申しわけないと思いました。
もっとやりたいことがあったかもしれない。
なのに死んでしまった。
自由にのびのび、災害にあわずに生きてきた私は、
やりたい事を好きなようにやっています。
亡くなってしまった方々の分もがんばらなくては、と思いました。
たった一つの命を大切にしていきたいです。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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人が死んでいくのはやだ
東京都 鹿島日布美(小学生・10歳)
自分の目の前で、お友達や、先生や、
家族や、動物がいっせいに、また、バラバラと
死んでしまったら…。
何も考えずにただただ大泣きして
(もう生きていけない!)と、
思ってしまうと思います。
私のおじいちゃん(母の父)は
ずーっと前に死んでしまったけれど
父の父は昨年の六月に死んでしまいました。
おじいちゃんがいない私は、頭にぽかっと穴ができました。
そしてめったに泣いた事がないお父さんまでが
熱い涙を流していました。
もうこんなやな思い出なんてやだ!と思っていたけれど、
住田さんのお話を聞いて
あらためて人が死んでいくのはやだと思いました。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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絶対にあきらめない
東京都 匿名(小学生・12歳女子)
五年前の阪神大震災の怖さを改めて思い出しました。
頭の中で震災直後の場面を想像したり、
自分がもしそうだったらと考えただけで
体がふるえてきそうでした。
特に、あともう少しだったのに
助け出す事が出来なかったという手記を読んで下さった時、
なみだが出てきてしまいました。
「絶対にあきらめない」
助けて欲しいと思っている人がいるんだということを
忘れずにいようと思いました。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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「心のじゅんび」をしないと
東京都 中島桃子(小学生・10歳)
万が一地しんが起こるとこまるので
「心のじゅんび」をしないといけないなあと思いました。
私は自分にとっての「心のじゅんび」は何かと考えました。
自分では地しんのような大変な事が
いつ来ても大丈夫のように
いつも心を落ちつかせる事かなあと思いました。
家族では、私は多摩川の向こう側に家があるので、
橋がわたれなくなった場合、
田園都市線がとまった場合など、
通学のパターンを考えます。
いい勉強になりました。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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ねたきりのそ父をどう守るか
東京都 匿名(小学生・10歳女子)
私達子どもにできることは、たくさんあると思います。
配給のものをとってくるのもそうですが、
ご老人に声をかけて勇気づけるのもできると思います。
私の家にはねたきりのそ父がいます。
そのそ父のことをどう守るかも、家族のみんなでそうだんしています。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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身が引きしまってきました
東京都 古田彩夏(小学生・10歳)
阪神大震災が起きた時、私は幼ち園の年長でした。
テレビで見た地しんの様子は
町全体がぐちゃぐちゃにこわれはてていて、
まるでゴジラが町をおそったようで
(こわい!)と思ったことを覚えています。
住田さん自身の目でごらんになった
震災の様子はおどろく事ばかりで、
お話を聞けば聞くほど身が引きしまってきました。
ふだんからどんな時にも命を守るために、
いろいろな方法を家族と話し合う事や
私たちにもできる事がある事を忘れないようにしたいです。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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子どもにもできることがたくさんある
東京都 高橋明子(小学生・10歳)
もし家族や学校から帰る時に地しんがおきたら
1番最初に自分の命を守り、
次に、他の方々を助けることがよくわかりました。
人を助ける時は、けっしてあきらめてはいけないと思いました。
災害にあった時、水をくむ、おべん当をとりにいく、
おそうじをするなど、
子どもにもできることがたくさんあると思いました。
みんなで助けあうことが大切だと思いました。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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いざとなったら自分がたよりになるかもしれない
東京都 匿名(小学生・10歳女子)
(友達が目の前で死んでしまったら、だれでも悲しくなるよね…。)
と思いました。
手記に、私は急に不思議な気持ちになりました。
だって、友達がいきなりいなくなってしまったら…。
(まさか、ありえないよ!)なんて思っていたって、
いつ、地しんが起こるか分からないんですから。
家族だって、目の前でいなくなったら
自分まで死にたくなってしまうかもしれません。
でも、お話にありました、自分の身は、自分で守るのです。
時には、いざとなったら
自分がたよりになるかもしれないのです。
どうかもう、これ以上人がなくなったり、
いきうめになったりしたら、いやです。
なので、これから、家のきけんな物をこていする、
にげる所をきめる。など、
じしん、つなみたいさくをきちんとして、
なるべく、地しんなどで死者が少しでも少なくなるように
努力したいです。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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命を軽く考えてはもったいない
東京都 尾崎永奈(小学生・9歳)
大事な人が亡くなるというのは、たしかにつらいと思います。
だから、そんなことを考えれば、
けんかでも「あんたなんて死んでしまえばいいんだ。」とか、
「殺す」というような言葉はぜっ対にでないと思います。
それに、実さいに人を殺したり、自殺したりするのももちろん、
ぜっ対にしてはいけないことだと思います。
自殺のニュースなどを見ていると、
私は(もったいないなぁ。)と思います。
これからも、毎日のくらしの中で
亡くなった方々のことも頭に入れておきたいと思います。
<2000年11月20日/講演を聞いて>
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どうしてバイクが走っているの
神奈川県大磯町 おざわあやの (小学生・10歳)
(写真をみて)こんな丈夫そうな高速道路やビルが壊れちゃってこわい。この下にいたら、きっと生きていられないね。(p.53の写真をみて)どうして、電柱が倒れているのに、いつもみたいに、バイクで走っているんだろうね。<1999年2月10日/談>
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すず木のぶひろさんのこと
小田原市 井上冴子 (小学生・7歳)
78ページの写真を見た感想を、鈴木伸弘さんの追悼手記を読んでもらったあとに書きました。
わたしは、のぶひろさんの死んだところを見て、なみだがポロポロ出てきました。のぶひろさんは、もうだめだと思った時、火がきた。くるしみ、悲しみがあった。なんであんなことになるんだ。なんでじしんがあるんだろう。地きゅうっておもしろいな。
あの時、のぶひろさんは、どんな気もちだったんだろう。赤ちゃんの時やようちえんの時に、こんなになるだろうって知らなかっただろう。おかあさん、おとうさんも悲しかっただろう。テレビからはなれないで、子どもは大じょうぶか、すごくしんぱいをして、ゼイゼイハアハアしたと思う。
のぶひろさんには、いもうとはいたのかな。わたしにはこんど高校生になるおにいちゃんがいる。おにいちゃんがのぶひろさんみたいになったらと思ったら、なみだがツンツンでてきた。のぶひろさんは、今、天ごくと、おとうさんやおかあさんのこころの中にいると思う。すず木のぶひろさんやすらかにおねむりください。<1999年2月25日/手紙>
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