神戸大生協は七月十一日付で、生協の食堂などに『雪印商品不扱いについて』という文書を掲示、「商品の安全性のみならず、企業としての姿勢を問う」として、無期限で取り扱い停止という措置をとった。【7月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
七月上旬から問題化している雪印の一連の不祥事に対し、生協の掲示は「対処についてやや緩慢な検討になってお詫びします」とした上で、「雪印の不誠実、不手際が続出」、「商品の安全性のみならず、企業としての姿勢を問う意味で、無期限不扱い」の措置を取るとしている。
現在、雪印商品はアイスクリームやヨーグルト、飲料など店頭で販売されている商品のほか、生クリームやマーガリン、冷凍ピラフなど喫茶用の業務用食材で使用されている。生協では今週中に商品を撤去するほか、業務用の食材については喫茶の営業を再開する九月までに、雪印の食材を他のものに変更する、としている。
一九五五年に発生した森永ヒ素ミルク事件で神戸大生協は、同社製品の販売を七一年から九七年の二十六年間にわたり停止していた。
《おことわり》神戸大生協では、今回食中毒をおこした「低脂肪乳」、「毎日骨太」などの商品はもともと扱っていませんでした。その後の雪印の不誠実な対応や不手際が続出したことで、生協は企業としての姿勢を問う意味から、雪印関連の無期限不扱いを決めました。(2000年7月19日23時40分 編集部入力)
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