就職活動で、大学生の多くが企業の採用基準が明確でないと感じているのに、企業側は求める人材像が伝わっていると考えている。経済産業省の調査で、採用を巡る両者の認識に大きな隔たりがあることがわかった。【2月6日=UNN】
有効求人倍率は13年ぶりに1倍台を回復したが、同省は「従来型の採用は限界に来ている」として、5月にまとめる新経済成長戦略の柱に、産学一体の人材育成策を盛り込む方針だ。
経産省の社会人基礎力研究会が新卒採用過程を昨年調査した結果、「採用基準が明確でない」との回答が、大学生は61%、企業は15%だった。企業の73%は「求める人材像が学生に伝わっている」と答えた。
これを受け、同省は、入社前の社会体験期間導入など、大学と企業を結ぶ一体的な人材育成策を策定することにした。
調査は、約450社の企業や学生約500人、大学約200校などから回答を得た。?
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