今回ニュースネットでは、学生152人に生活態度や授業態度に関する自己評価を聞くと同時に、近隣住民50人と教員25人にも意識調査を実施した。自己評価と他者による評価という2つの視点から見える、神戸大生のありかたとは。【8月16日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大生の生活マナーをどう感じるか。学生自身には自己評価を、神戸大付近の住民には学生の評価を聞いた。
学生自身の評価では、「良い」「どちらかといえば良い」が全体の約80パーセントを占めた。一方、近隣住民による評価は「良い」「どちらかといえば良い」が46パーセント、「普通」が44パーセントと学生自身の評価に比べやや低いものに。根拠として目立つのは、「大部分の学生のマナーは良いが、一部が非常に悪いので『良い』とはいえない」といった意見。学生の自己評価では「どちらかと言えば悪い」「悪い」は4パーセントを占めるのみだったが、一部の生活態度が全体の評価を押し下げているようだ。
近隣の住民には、学生の生活マナーで「良い」と感じる点、「悪い」と感じる点を尋ねた。「良い」と感じる点としては、学生のバスや電車でのマナーを評価する住民が多い。「年配の方に席を譲っている」、「きちんと列に並んで待っている」といった回答が目立った。中には「(マナーが)良いというか、昔と比べておとなしくなった」、「もっと迷惑がかかるぐらい元気があっても」という声も。
一般の住民に比べ学生と関わる機会の多い、神戸大生行きつけの定食屋や下宿の大家さんからの学生の評価も、「(神戸大生のことは)信頼している」、「店に来る子は自慢」などとおおむね肯定的だった。しかしここでも聞かれたのが、「以前より賢い。世渡りがうまくなった」といった、学生が悪い意味で枠の中におさまっていることを指摘する意見。生活マナーに関する意識調査から、神戸大生の意外な「今」が浮き彫りになる形となった。
一方「悪い」と感じる理由としては、多くの学生が利用するバイクに関するものが多かった。「バスをすりぬけて行くのをみた」、「(マンションの)駐車場に学生がバイクを止めていた」、「(走行音が)うるさい」というように不満を感じている住民は非常に多い。ニュースネットの調査によると約3割の学生が利用しているバイクは、六甲山の山腹という神戸大の立地から重宝される通学手段だ。しかし、付近の住民の生活も考慮して、今一度利用の仕方を振り返ってみる必要があるのかもしれない。
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