昨シーズン、危うくも2部降格への危機に直面した神戸大アメフト部レイバンズ。どうにか入れ替え戦には勝利し1部残留したものの、多くの主力が抜けた。日本代表にも選ばれたWR大園、守備の要DL小澤。そんな中、「僕たち4回生が頑張るのは当然。秋の公式戦でどれだけ戦えるかは、下回生がどれだけやれるかが重要」と話す新主将DL庭山(工・4年)。今シーズンに懸ける思いを聞いた。 【3月24日 神戸大NEWS NET=UNN】?
「常に考え、今に懸ける」。自分の現状を把握して、フィールドでどれだけできるか。新4回生の会議で決まった新チームのスローガンだ。他の代と比べると人数が少ない4回生。その分「団結力」では他の代には負けない。「年末年始、嫌というほど新チームをどうしていくか4回生同士で話し合った」。 現在、重点的に取り組んでいることは基礎基本。部員のほとんどは、大学からアメフトを始めた選手ばかり。庭山自身も高校時代は野球部だった。「経験が浅いものが多い。基礎ができてないと上につみあがりはない」と庭山。
チームの課題は全体的に試合経験が少ない選手が多いこと。昨年、主力はほとんど上回生が占めていた。また、WR大園のように個人で突出した選手がいるわけでもない。しかし、だからこそ先発の可能性が増える下回生がどれだけ成長できるか。「この春、6月、7月までに大きく化ける可能性はあると思う」(庭山)。昨年、1年生ながらも先発したDL白石(発達・2年)などが、大きく伸びることができるか期待がかかる。
また、今年は庭山にとっても学生最後のシーズン。「勝つしかない。勝つしか自分のこの4年間が返ってくることはない。負けたら何も残らない」と最後のシーズンに意気込む。 秋の公式戦初戦、強豪関学まではまだ時間はある。「勝つ」、この2文字にどれだけ執着し、一人一人がどれだけ能力を高めることができるか。春のオープン戦は4月18日の阪大戦から、新星レイバンズ、勝負のシーズンが始まる。
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