10月11日にアイセック神戸大学委員会主催による、海外インターンシップ「HERO Project」の説明会が行われた。このプロジェクトはカンボジアでゼロからの学校建設を目指すもので、参加者は資金集めのプロジェクトの運営から、現地での学校建設まで実際に行う。説明会は現地との中継も交えながら行われ、参加者は熱心に耳を傾けていた。説明会は17日の昼休みも国文キャンパスのB204教室にて行われる予定。 【10月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
説明会ではワンコインを募り、資金調達を図る方法や、日程や、参加費用等、プロジェクトの概要が説明された。その後本プロジェクトを共同で行う、NPO法人HERO現地担当の安藤剛之さんとのskypeを使った中継が行われた。この中で安藤さんは、ポルポト政権の知識層虐殺などによる歴史的背景からカンボジアでの学校建設の必要性を訴えた。また厳しい環境での作業のため、「軽い気持ちで参加してしまうと、想像と現実でギャップがある」としながらも、「学校建設を成し遂げ、村の子供たちの笑顔を見たときは自分の人生で一番感動した」と語った。そのあとの質疑応答では、参加者から資金集めや学校運営の方法の詳細についての質問がなされた。
説明会に参加した学生は「現地で生活できる点などプロジェクト自体に魅力を感じた。しかし、TOEICなどの認定条件などの告知が急すぎる」と語った。
説明会後、本プロジェクトの責任者である岩田健吾さん(発達・2年)に話を聞いた。今回のプロジェクトは春休みに本学アイセックメンバーがカンボジアに行った際、安藤さんと意気投合したのがきっかけで企画されたものだという。プロジェクトを進めていく中で、「カンボジアと日本ではビザ申請の条件や、法律が違うため、規約の確認を国をまたいでしなければならず大変だった」と岩田さんは苦労をにじませながらも、「実際需要があるところへ行って、社会貢献をして結果を残せることは大きな魅力」と語った。
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