高橋惇さん(発達・4年)が、「旅する芸人たかはしじゅん」として、漫談などのネタをしながら自転車で日本を一周している。4月29日に神戸を出発し、中国、関西をまわって北上。北海道を回って、11月18日現在は千葉県に到着している。来年3月にゴールし、全国で集めた「東日本大震災の被災地への応援メッセージ」をまとめた写真集・旅の放浪記を制作して全国で販売する予定だ。【11月30日 神戸大NEWS NET=UNN】
「わくわくセンサーに従って行動している」という高橋さんの旅は奇想天外の連続だ。「秋田県では知らないおじさんからカップラーメンをもらってお腹をこわした。不健康なのに健康ランドで3日間寝続けた」と笑う。6月に京都で出会った修学旅行中の中学生と10月に群馬県で再会し、中学校に招かれてネタを披露したこともあった。
そのときあわせて話したのが被災地での経験談だ。8月と9月に当初の計画を変更して、岩手県と宮城県の被災地でボランティアを行った。3日で終える予定が、被災地の状況を目の当たりにして考えが変わり、2カ月間がれき撤去や避難所訪問などに従事した。3週間石巻に滞在し、避難所30カ所を周り、1000人以上と出会ったという。ときには自分のネタを披露しながら、笑顔の花を咲かせてきた。
肝心のお笑いの方は「最近やっとコツをつかんできた。この旅を通じて自分が想像していたよりずっと成長してる」という。ただし「すべっても痛みを感じなくなってきただけかも」と冗談めかす。
高橋さんは全国で最も輝く大学生を選ぶ「大学生 of the year」の最終審査に残っている。11月30日の大会に向けてウェブ投票中。「グランプリになってきます!」と意気込み十分だ。 旅の様子などはブログ(http://ameblo.jp/tabicomedian47)を参照。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。