法案の是非については、さまざまな議論があり、また論じられるほどの知識や自信も持ち合わせていないので、ここでは避けたい。代わりに「秘密を守る」ということについて考えてみることにする。
過去には、日本のとある外務大臣が他国の軍事機密を話してしまったこともあるという。これでは他国から信用を得られるはずもない。重要な情報はいざというときに日本には教えられないままになってしまいかねない。
身近な人間関係に置き換えてみても同じだと思う。明確に言われない場合もあるかもしれないが、内容やその状況から、秘密だと察することはできる。それを簡単に話してしまっていては、信頼されるわけもない。
恥ずかしながら、大学に入った当初は口の堅い方ではなかった。あまり知られていない話を聞くと、喜び勇んで話していたような記憶もある。そのせいで失ってしまったかもしれない信用は計り知れない。
政治に関心を持ち国の動きを注視することは大切だが、自分も含め一般人が、特定秘密になるような情報を得る機会はほとんどないという話もある。それよりは、友人との間に制定された「特定秘密保護法」を守り、信頼を得られるよう心がけながらこれからも過ごしていきたい。
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