神戸大生協はホームページにおべんとうMAPを掲載した。コロナ禍で各食堂の一時的な混雑を防ぐことを図って、手作り弁当に力を入れているためだ。今回は、神戸大生協にコロナ禍の手作り弁当について話を伺った。<昌子奈未>
(写真:おべんとうMAP)
神戸大生協がホームページに掲載したおべんとうMAPでは、鶴甲第1キャンパス、鶴甲第2キャンパス、六甲台第1キャンパス、六甲台第2キャンパスの屋外で食事ができる場所が紹介されている。その中には、机やベンチ、自動販売機などが設置されている場所があり、お昼休みにピクニック感覚でお弁当を食べることができる。
コロナ禍で各食堂がソーシャルディスタンスを確保する中で、黙食や混雑を避けることがこのおべんとうMAPの狙いだ。
そのため、神戸大生協では手作り弁当に力を入れている。
ショップ事業部は、「対面授業がかなり減ったため、大学に来る学生数や職員数も減少し、お弁当の売り上げがかなり減りました」と語っている。そのようななかでも、「食堂内で食事をすることを控えたり、研究室でお弁当を食べたりする人がいるから、お弁当を販売しています」と、お弁当の需要はあるようだ。しかし、コロナ禍でオンライン授業が続く中お弁当を販売することは難しいようで、「授業がすべてオンラインというわけではなく、一部対面授業があるため、学務課から対面授業についての情報をもらいながら登校数を考えて販売しています。ですが、午前中に対面授業であっても、午後からはオンライン授業を受けるというケースが多いため、なかなかお弁当を買っていく人の数を把握するのが難しい。そのため、お弁当が早くから売切れたり、逆に、お弁当が余ってしまったりすることがあります」と話している。
また、コロナ禍の前後でお弁当の販売は変化したという。「コロナ禍以前は仕入れたお弁当と食堂の手作り弁当を合わせて販売していましたが、コロナ禍に入ってからはすべて食堂で手作りしたものを販売しています。そのため、直前に作られた手作り弁当を楽しめます」と、話しており、コロナ禍ならではのお弁当の特徴もある。また、「特に国際文化学部食堂ではホットケースで手作り弁当を販売しているため、どの時間帯に弁当を購入しても温かい弁当を手に入れることができます」と話した。安心、安全で温かいことが手作り弁当の良さだ。
4月からオンライン授業が続き、友人と会う機会が減った今だからこそ、対面授業で登校したときには、感染症対策をしたうえで、友人とピクニック感覚でお弁当を楽しむのもよさそうだ。
▽神戸大生協HP=https://www.kucoop.jp/news_2/news_detail_2330.html
了
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