神戸大アメフト部レイバンズは、10月16日、関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1の第2戦で、桃学大と戦った。試合は、序盤は桃学大ペースだったが、途中から神戸大ペースで進み、35-14で勝った。全日本アメリカンフットボール選手権に場するには4大学から構成されるAブロックで2位以内に入る必要があり、次戦に勝つことが必須だ。第3戦は、10月31日に王子スタジアムで、立命大と対戦する。<塚本光>
神戸大アメフト部レイバンズは、10月2日、関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1の第2戦で、桃学大と戦った。
試合は有観客で行われ、アメフト部の試合では、2年ぶりに応援団が応援に駆けつけた。また、レイバンズチアも応援した。
(写真:応援を行う応援団とレイバンズチア)
レイバンズのレシーブで始まった第1Q は、開始早々、ミスから桃学大に先制されてしまう。その後、#12橋本のタッチダウンを決め、すぐさま追い付くが、またタッチダウンを決められ逆転されてしまう。
(写真:同点に追いつくタッチダウンを決めた橋本)
第2Qからは、終始神戸大のペース。#9馬庭のパスが通り、#12橋本がタッチダウンを決め、再び同点に追いつく。その後は両チーム点が入らず、同点のままハーフタイムへ。
良い流れのまま勝ち越したい神戸大は第3Q、#12橋本が今日3回目のタッチダウンを決めて、この試合初めてのリードを奪う。
(写真:3度目のタッチダウンを決めた橋本)
第4Qも神戸大の勢いは止まらず、#22渡辺が約40ヤードをラン、そのままタッチダウンを決める。その後も相手に攻める隙を与えず、#34伊原がインターセプトで作ったチャンスから、#22渡辺がタッチダウンを決めた。
(写真:タッチダウンを決めた渡辺)
(写真:インターセプトをした伊原)
その後も守り切り、35-14で神戸大が勝利した。#98小林のトライフォーポイントは、5回全て決まった。
(写真:トライフォーポイントのキックをする小林)
(写真:久々の有観客で観客に礼をするレイバンズ)
【関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1―Aブロック】
神戸大 7 7 714|35
桃学大14 0 0 0|14
【矢野川源ヘッドコーチのコメント】
最初のディフェンスのミス(ファンブル)で浮足立ったところがあったか?
―チームの雰囲気は悪くなく、選手が踏ん張った。
前節(近大戦)での敗戦からの選手たちのメンタルの立ち直りはどうだった?
―試合後に開き直って攻めたプレーをしようという話をした。
全日本大学選手権への可能性は残した。
―選手たちも選手権を上へ行くことを意識して戦っている。
今日はフィールドポジションが機能した。
―パンターの選手がある程度球を返せるという前提があるので、積極的に点を取りに行く作戦にしている。
立命戦に向けて。
アスリートという意味では立命館の方が上なのは間違いない。こちらがいかに思い切った作戦で相手の出足を取りに行くかが勝つ術になると思う。
立命戦までの残り2週間でどこを強化するか。
―作戦面も大事だが個人に技量を少しでも身に着けさせることをまずやらなければならない。
(写真:取材を受ける矢野川ヘッドコーチ)
【森分主将のコメント】
パントリターンのとき、積極的にボールを取りに行っていた。
―近畿大戦でのパントリターンで攻める姿勢にでれなかった結果、チームに悪い流れができた反省から、今回は全部取りに行くつもりだった。
オフェンスでは攻めたプレーができていたように思える。
―最初に自分のミスで悪い流れができてしまったが、チームメイトが常に攻める姿勢を見せてくれた。感謝してもしきれない。
次の試合に向けてどのように準備するか。
―基本的なミスがまだまだ多いので、基礎をしっかり見直したい。守りの姿勢では絶対に勝てない相手なので、練習から試合を意識して攻め続けることを全員でやっていきたい。
久々の有観客の試合だった。
―観客の皆さんの声援はやる気にもつながりますし、来てくれたみなさんとこのような機会を与えてくれたみなさんに本当に感謝しています。
(写真:取材を受ける森分主将)
【古田応援団長のコメント】
「アメフトの応援は2年弱ぶり。前回の近大には例年勝ってて、まさかという気持ちはあった。今回もそのまさかがっていうのが一瞬よぎりましたけど、後半は見事な勝ち方でよかった。立命館は言わずもがなの強敵。立命館とはレベルが違うのかな、という下馬評があるが、それを覆したのを2年前に、目の前で見ているので、期待したい。」
(写真:取材を受ける古田団長)
了
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