8月9日午前10時頃、神戸大の看板猫ゴメスが天国へ旅立った。人間ではおよそ96歳に相当する20歳前後だった。ゴメスは学生会館周辺で暮らし、長い間学生や教職員に愛されていた。お盆明けには、平日の12時から16時ごろにお参りに来る学生のために、骨壺が学生会館下のベンチに置かれる予定だ。<佐藤ちひろ>
8月9日午前10時頃、神戸大の看板猫ゴメスが天国へ旅立った。人間ではおよそ96歳に相当する20歳前後だった。ゴメスは学生会館周辺で暮らし、長い間学生や教職員に愛されていた。約半年前の2月22日に放送された、NHK『岩合光昭の世界ネコ歩き』にも出演していた。
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ニュースネットは、10年ほどゴメスの面倒を見ている生協職員の一瀬さんに取材した。ゴメスは午前10時頃、一瀬さんの家で、苦しむことなくそっと息を引き取った。ゴメスは約2週間前から内臓を悪くし、また、暑さの影響もあって体調が優れず、食事をとることが困難だった。そのため、一瀬さんは流動食を与えたり、点滴を打ったりして、懸命な介護を続けてきたという。ゴメスの死を受けて一瀬さんは、「ゴメスへの思いは沢山ある。できるだけのことをしたが、医学の力ではどうにもならなかった」と悔しそうに語った。
一瀬さんは、近日中にゴメスが天国へ旅立った旨を記した紙を、学生会館前のベンチに貼り、お盆明けには、勤務時間帯である平日の12:00から16:00頃にゴメスの骨壺をベンチに置く予定だという。「学生がお参りに来てくれたら嬉しい」と話した。
【訂正】「流動食を点滴するなど 」という表現がありましたが、正しくは「流動食を与えたり、点滴を打ったりして」でした。お詫びして訂正します。
了
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