硬式野球部、阪南大にコールド勝ち 勝負は第3戦へ

 神戸大硬式野球部は9月11日(日)、大阪市此花区の大阪シティ信用金庫スタジアムで行われた秋季リーグ1部第2節阪南大との第2戦で9-2で7回コールド勝ちを収めた。秋季リーグ初勝利で、開幕からの連敗を3で止めた。阪南大と1勝1敗となり、第3戦は9月12日(月)の午前10時から行われる。<尾畑陽貴>

 秋季リーグで未だ勝利の無い神戸大は、9月10日(土)に行われた阪南大との第1戦で、延長タイブレークの末3-4という惜敗を喫した。第2戦が9月11日(日)に大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、神戸大の先発は吉賀投手が務めた。

 1回表の阪南大の攻撃。一死二塁からレフト前へのタイムリーで阪南大の先制点を許す。しかし神戸大は二回裏、二死二、三塁から前田がレフト前にヒットを放ち、同点に追いついて1-1とする。

 試合が大きく動いたのは3回ウラ、神戸大の攻撃。一死一三塁から野田、西本、日下、駒寿が連続ヒットを放つ。神戸大の打線が繋がり、この回は打者一巡の猛攻で阪南大から3点をもぎ取る。

(写真: 阪南大戦三回裏、センター方向へのタイムリーを放った駒寿選手 大阪シティ信用金庫スタジアム)

 さらに4回ウラにも神戸大の勢いは止まらない。ワイルドピッチで1点を追加し、なおも一死満塁から、日下がライトの頭を超えるタイムリーツーベースを打つ。その後、ファーストへの送球がそれる相手のエラーも相まって、この回神戸大は5点を奪取する。4回終了時点で、9-1という大差で神戸大がリードする展開となる。

(写真:捕手がボールを逸らし、本塁へと帰る走者 大阪シティ信用金庫スタジアム )

 先発の吉賀も安定したピッチングを見せる。5回には一死二、三塁のピンチの直面するが余裕のある投球で失点を最小限にとどめる。続く6回、7回を無失点で抑え、点数差による神戸大のコールド勝ちが確定した。神戸大は秋季リーグの初勝利をコールド勝ちで飾った。

 阪南大との戦績は1勝1敗となり、第三回戦が9月12日10時より大阪シティ信用金庫スタジアムで行われる。

 吉賀投手「ランナーがいる場面でもきっちりと三振をとることができたと思う。途中厳しい場面もあったが味方がバッティングで良い流れを作ってくれたことが心強かった。まず明日しっかりと勝って第三節につなげていきたい。」

(写真:7回1/3を2失点で勝利投手となった、吉賀投手。 2022年9月11日 大阪シティ信用金庫スタジアム)

 藤原主将「前回の阪南大との試合は手ごたえ敗北だったので、やってきたことを信じて何も変えることなく今試合に臨んだ。相手のミスに付け入り、自分たちのやりたい野球ができていたのではないかと思う。明日の第三試合は自分が登板するので絶対に勝ちたい」

(写真:インタビューに答える藤原主将 2022年9月11日 大阪シティ信用金庫スタジアム)

《近畿学生野球秋季1部リーグ第2節2回戦 神戸大―阪南大 @大阪シティ信用金庫スタジアム》
阪南大 100 010 0|2
神戸大 013 500 X|9

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