フィギュアGPフィンランド大会 壷井達也が自己ベスト更新し4位

 11月27日(現地時間26日)に、フィギュアスケートのグランプリシリーズ第6戦フィンランド大会(グランプリエスポ―)の2日目が開催された。SP5位の壷井達也(シスメックス所属、国人2年)はフリーの演技で、前日の課題であった4回転をミスなく決め、最後までノーミスの演技。フリー得点、合計点ともに自己ベストを更新し4位となった。シリーズの総獲得ポイントは44人中11位で、シニア1年目でのグランプリファイナル進出はならなかった。<尾畑陽貴、本多真幸>

(写真:壷井達也。写真は10月30日に京都アクアリーナで行われた西日本選手権で撮影。)

  11月27日(現地時間26日)に、フィギュアスケートのグランプリシリーズ第6戦フィンランド大会の2日目が開催された。前日の男子シニアショートプログラム(SP)での壷井の順位は5位。2日目のフリースケーティング(FS)では12人中8番目に滑走し、楽曲はNathan Lanierの「High Strung」を演じた。
 
 冒頭では、前日の課題であった4回転サルコウで乱れなく着氷。その後もトリプルアクセルを含めた連続ジャンプを正確に決めるなど、序盤から最後までをノーミスで演じ、フィニッシュ後にはガッツポーズを見せた。フリー得点は166.08点で4位、前日のSPと合わせて244.90点の総合4位となった。壷井選手は、タリンの世界ジュニア選手権で出した自己ベスト記録、フリー154.67点、総合233.82点を更新した。

 ISUグランプリシリーズは、国際スケート連盟が承認し、世界各地で6大会行われるグランプリシリーズと、それらの成績上位者が出場するグランプリファイナルの総称。1選手最大2大会に出場し、各大会の順位に応じてポイントが与えられる。合計ポイント上位の6選手がファイナルに出場する。

 第4戦イギリス大会で5位、第6戦フィンランド大会で4位だった壷井選手は、合計16ポイントで44選手中11位となり、グランプリシリーズ初挑戦でのファイナル出場はならなかった。

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