共通テスト終了 神戸大で目立ったトラブルなし

 2023年度大学入学共通テストが14、15日に実施され、2日目の午前は理科(1)と数学(1)、午後は数学(2)と理科(2)の試験が行われた。神戸大では11か所の試験場が設置され、志願者は兵庫県内で最大の3834人だった。神戸大では目立ったトラブルなく終了した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、受験生には原則マスクの着用が求められた。<奥田百合子、佐藤ちひろ、尾畑陽貴>

(写真:試験を終えて帰宅する受験生。2023年1月15日18時ごろ。六甲台第1キャンパス正門にて。)

 神戸大の試験場では目立ったトラブルはなかった。神戸大学広報課によると神戸大での志願者数は3834人で、これは兵庫県内最大。各科目の受験者数は、1時間目の理科(1)は581人、2時間目の数学(1)は2915人、3時間目の数学(2)は2827人、4時間目の理科(2)の1科目目は2042人、2科目目は2318人だった。2日間で最も受験者が多かったのは外国語で、3485人だった。

 すっかり日が沈んだ18時すぎごろ、試験をすべて終えた受験生たちが神大正門前の大階段を下りてきた。ひとりで足早に帰る人もいれば、友人と談笑しながら帰る受験生も多く見られた。

 六甲学院3年生の男子生徒は「化学はあまり手ごたえがなかった。実験の問題がメインに出題されて難しく感じた」と肩を落とす。

 また別の受験生は「今日の試験は得意科目だったのでわりかし出来た。化学は(例年と比べて)計算が増えていた」と話した。

(写真:インタビューに応じる受験生。2023年1月15日18時すぎごろ。六甲台第1キャンパス正門にて。)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に、受験のために原則マスクの着用が求められたほか、消毒用アルコールの設置や三密回避の呼びかけなどが行われた。文科省は昨年、コロナ感染や濃厚接触で共通テストの本試験も追試験も両方受けられなかった人のために、各大学に救済措置を要請していたが、本試験と追試験との間に2週間あることや、療養期間が短縮されたことにより、今年は要請していない。

 また、昨年に大阪府の試験場で電子機器を用いた問題流出が起こったことをふまえ、大学(監督者)に対し巡視の際に確認すべきポイントをマニュアル等で提供する、監督者の指示でスマートフォンなどの電子機器を一斉に机上に出させて、電源を切らせてかばん等にしまわせることといった対策が行われた。東京都と静岡県では、それぞれ受験生が1人ずつ数学の試験中に定規を使って線を引いたとして失格となったと報じられている。

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