神戸大は３月６日、２月２５日に実施した令和５年度一般選抜（前期日程）の英語と国語で出題ミスがあったと発表した。英語では、本文から導き出せない選択肢がある問題、国語では、試験室内の掲示物に正答となる漢字が書かれていた。神戸大は、該当部分について全員に加点した。＜本多真幸＞

（写真：神戸大六甲台第１キャンパス本館）

　神戸大によると、外国語（英語）では、本文の内容と合致する文を５つの選択肢の中から２つ選ぶ問題で、想定していた２つの正答のうち１つが本文の記述からは導き出すことができない設問だったという。２月２６日から２８日にかけて、教科委員と出題委員とで検討を行った際に判明した。英語科目を受験した５５９２人全員に対して正答を導き出せない選択肢について加点した。

　国語では、漢字の書き取り問題で試験室の掲示物の中に正答となる漢字が記載されていたという。試験時間中に会場から指摘があり、判明した。国語科目を受験した２５４３人に対し、当該問題について全員正解とした。神戸新聞によると、カタカナでの「セッショク」を漢字に改める問題で、教室内に掲示されていた新型コロナウイルス感染症防止対策を呼びかけるポスターに「接触」の漢字が記されていたという。

【令和５年度 (令和４年度実施) 神戸大学学部一般選抜の国語における解答の取扱いについて｜神戸大サイト】

＝https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/student/2023_03_06_02.pdf

【令和５年度 (令和４年度実施) 神戸大学学部一般選抜の外国語 (英語) における出題の誤りについて｜神戸大サイト】

＝https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/student/2023_03_06_01.pdf

【試験会場のポスターに、正解が…「セッショク」を漢字にせよ　神戸大入試で出題ミス｜神戸新聞NEXT（３月６日１５時２９分）】
＝https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/0016113238.shtml

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