神戸大学落語研究会が創部60周年を迎えたことを記念して、10月25日に六甲台講堂で記念落語会が行われた。落語研究会の現役学生やOB・OGらが登場した。<川﨑成真>

(写真:ホームカミングデイの社会科学系5部局の学部企画として開催された、神戸大学落語研究会創部60周年記念落語会 2025年10月25日午後、六甲台講堂で)
10月25日のホームカミングデイの社会科学系5部局の学部企画は、神戸大学落語研究会創部60周年の記念落語会が行われ、落語研究会のOB・OGらが出演した。
最初に登場したのは落語研究会第60代副会長の拡益亭召濘(かくえきてい・めとろ)さん(工・3年)だ。とある敬老会で落語を披露した際のエピソードで場を和ませ、タダ酒を飲むためにお世辞を言おうとして失敗する男の話「子ほめ」を演じた。
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(写真:拡益亭召濘さんの「子ほめ」。2025年10月25日13時37分、六甲台講堂で)
続いて、第59代会長を務めた可愛家のれんさん(国人4年)も舞台に上がり、実家を締め出された男女の話「宮戸川」を披露。登場人物の巧みな演じ分けで会場を盛り上げ、オチで笑いを引き出した。
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(写真:可愛家のれんさんが演じた「宮戸川」。2025年10月25日14時、六甲台講堂で)
現役学生の演目の後には、落語研究会のOB・OG会の代表を務めるみなと家ますとさんが登壇した。ますとさんは1973年に法学部を卒業し、退職後から落語を再び始めたという。公演では、目玉焼きにかけるものの違いを中心に、東京と大阪の違いに関して言い争う人たちの噺「多事争論」を披露して会場を笑いの空気に包んだ。
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(写真:みなと家ますとさんは「多事争論」を披露。2025年10月25日14時12分、六甲台講堂で)
トリには今年3月に「桂そうば」改め「桂惣兵衛」を襲名した熊澤誠さん(2003年・営卒)が満を持して登場。クイズ番組「アタック25」に出演した際の裏話をマクラに雰囲気を温めてから、字が書けない男が履歴書の代書を依頼する噺「代書屋」で、会場の笑いをかっさらった。
落語会終了後はアカデミア館1階のBEL BOXカフェテリアで落語研究会の懇親会が現役部員も交えて開かれ、OB・OGらは学生時代を懐かしみながら談笑を楽しんだ。
(写真下:落語研究会の懇親会の様子。2025年10月25日15時59分、BEL BOXカフェテリアで)
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(写真下:桂惣兵衛を襲名した熊澤誠さんが「代書屋」を披露した)

了
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