神戸大落語研究会による、大阪大との合同寄席「さくら前線」が、3月10日に神戸学生青年センターで開催された。会場には約40人が訪れ、客席は笑いの渦に包まれた。【3月21日 神戸大NEWS NET=UNN】
阪大との合同寄席は、阪神戦と銘打ち毎年春に行われている恒例寄席。今年は、寄席文字やお囃子などが神戸大のメンバーで用意された。神戸大は、甲家乙鞠さん(法・2年)による、和尚に扮した餅屋と学僧との珍妙な掛け合いを再現した「餅屋問答」など、3人が寄席を披露した。
部長の拡益亭湾漫さん(工・2年)は、神戸大と阪大で共演した大喜利で司会を務めた。笑いを生み出す鍵となる掛け合いで最初は苦労したという。「阪大のメンバーとは普段あまり面識がないので性格やどう接したらいいかが分からない。掛け合いをしていくうちに徐々に打ち解けていくのは楽しかった」。普段と一風変わった大喜利に、湾漫さんは「毎回寄席を見に来ている人も楽しめるものになったのでは」と満足そうに話した。
昨年の11月に3が引退してから、外向けの公演は2回目。現在は部員13人で活動をしている。「今はまだ助けられながら何とかやっているという状態。協力しつつみんなで成長していきたい」とこれからの活動に意欲を示した。
来月には新入生に向けた学内での新歓寄席も予定されている。湾漫さんは「初めて落語を見る人にも分かりやすい、キャッチーな公演にしたい」と意気込んでいる。
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