神戸大は、7月23日、文部科学省が計画する平成19年度「地域医療等社会的ニーズに対応した質の高い医療人養成推進プログラム(医療人GP)」に医学部附属病院、医学系研究科から2件採択されたことを26日に同ホームページなどで発表した。【7月30日 神戸大NEWS NET=UNN】
同プログラムは、文科省が医療に関するテーマを定め国公私立大からテーマに沿った事業案を募集、採択された案に財政支援をすることによって、大学教育の活性化・医療人養成の推進を目指している。
神戸大からは、「女性医師・看護師の臨床現場定着及び復帰支援」事業と「 臨床研究・研究支援人材の養成」事業に医学部付属病院、医学系研究科の案がそれぞれ採択された。医学部関係者によると、採択された事業は同病院、研究科の他に医学部でも展開される予定という。
<女性医師・看護師に適した職場環境を>
「女性医師・看護師の臨床現場定着及び復帰支援」事業で附属病院が提案する「D&Nブラッシュアップ教育の組織的展開-女性医師・看護師の職場復帰に向けたネットプログラム・キャッチアッププログラムの開発-」が採択された。妊娠・育児中の女性医師(D)、看護師(N)を支援する「D&Nブラッシュアップセンター」を附属病院内に設置し、臨床現場への復帰に必要な情報及び教育を提供するシステムを構築する。
<臨床研究教育の改革目指す>
「臨床研究・研究支援人材の養成」事業で医学系研究科が提案する「先進的CRESPによる臨床研究教育の改革-神戸ローカル医療クラスターにおけるクリニカル・リサーチ・エキスパート特修プログラム (CRESP) の開発-」が採択された。医学部、医学系研究科、付属病院が中心となって国際的に通用する質の高い臨床研究を効率的に実践できる人材養成を目指す独自の教育プログラム「クリニカル・リサーチ・エキスパート特修プログラム(CRESP)」を採用することで、臨床研究教育の改革を目指す。また、17日に連携協定を結んだ神戸薬科大も事業に協力、参加する。
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