関西学生アメリカンフットボールリーグDIV1の試合が10月15日、神戸市灘区の王子スタジアムで行われ、神戸大アメフト部レイバンズは、強豪関学大と対戦。試合は、レイバンズがディフェンスで粘りを見せるがオフェンスが振るわず、0-29と大差で敗北。今季の成績を1勝3敗で5位とした。今季は残り2試合で、次の相手は甲南大。10月29日(土)12時から同会場で行われる。<本多真幸、久保田一輝>
試合は、関学大のオフェンスで始まった。序盤はレイバンズが守備で粘りを見せる。開始0分、20番のDB浅木雄登(工2年)がインターセプトを決めて攻撃権を得るも、その後のプレーでパスがつながらず、2分でインターセプトし返される。そのまま自陣ゴールライン付近まで攻め込まれたが、そこで粘りを見せてタッチダウンを許さず、結局4thダウンからのフィールドゴールによる3点に止めた。
一方、オフェンスではロングパスを通せず、テンポを掴めなかった。攻撃権が移って1Q9分、タッチダウンを許してさらに6点を失ったがトライフォーポイントのキックはクリアした。
2Qは8番のDL寺川陸(工4年)や9番のLB丸山碧澄(理2年)が敵後衛へのタックルを決めるディフェンスを見せるが、やはりオフェンスがつながらない。7分には8番のQB小川滉太(農4年)が相手ディフェンスに囲まれつつ強引にパスを狙ったが、インターセプトされた。関学大のオフェンスに変わり、そこからはパスとランでつながれて、2Q11分に再びタッチダウンを許した。終了間際にも再びインターセプトされたが、それは得点にはつながらず、0-16で前半を終える。
後半3Qはレイバンズのオフェンスで再開したが、センターとQB間や、QBとWR間でのパスミスが相次ぎ、うまく攻撃できない。9分には自陣30ヤード地点でQBタックルを決められた。ディフェンスでは相手の反則によるロスにも助けられ、無失点に抑える。
なんとか反撃したい4Q、やはりオフェンスがうまくいかない。4分、99番多田のパスが奪われてターンオーバーとなり、そのまま走り切られてタッチダウンとなる。
その後のオフェンスも、相手ディフェンスにQBが囲まれて、身動きが取れなくなるか無理なパスを投げるしか無くなるという状況が続く。9分からはQBとWR間のパスやランプレーが繋がり出したが、時既に遅く、得点にはつながらない。結局無得点のまま0-29で試合終了した。
優勝候補筆頭の関学大相手に敗戦で、関大、立命大、関学大という関西リーグの3強に3連敗を喫し、優勝戦線から外れた。現在の成績は1勝3敗の4位。甲南大戦と京大戦を残している。次の相手は甲南大で、10月29日(土)12時から同会場で行われる。
以下は、試合後のインタビュー。
寺川陸主将=
記者)試合を振り返って。
寺川)強豪の関大と立命大に敗れ、日本一という目標は困難になっていたが、僕たちの代が日本一を目指した証として、日本一のチームである関学大に勝ちたかった。
記者)ディフェンスはいいプレーが多かったが、オフェンスはミスが相次いだ。
寺川)前回の立命大戦ではディフェンスがぼろぼろだったので、それぞれの個人能力で押し返そうということで練習した。特にフロントは頑張っていた。オフェンスでは普段の練習通りにできず、ミスが相次ぎ、詰めが甘かったと思う。
記者)残りの甲南大戦と京大戦、どのような気持ちで臨む。
寺川)応援してくれる人のため、そして4年生は泣いても笑っても残り2試合しかないので、出し惜しみなくやりたい。また、今日の相手は2、3年が中心だった。来年当たることになる後輩たちには、今日のことを考えて練習して行ってほしい。
矢野川源監督=
関学大がかけてくるプレッシャーを練習で想定しきれず、オフェンスでミスが相次いだ。4年生は残り2試合、自分達のやりたかったプレーを出し切って勝利することで、締めくくりたい。
《関西学生アメリカンフットボールリーグDIV1第4節 @王子スタジアム》
関学大 9 7 0 13|29
神戸大 0 0 0 0 |0
了
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