東遊園地のつどい 経験ない世代も参加
2017年1月19日 記者=下島奈菜恵
東遊園地(神戸市中央区)で行われた「1.17のつどい」。震災が起きた午前5時46分、多くの来場者が被災者をしのんで黙祷を捧げた。
【写真】東遊園地で開かれた「1.17のつどい」で祈りをささげる人ら(17日 撮影=稲村史織)
「22年経った今でもこんなに多くの人が集まるのかと驚いた」。大阪学院大学4回生の女子学生2人組は今年初めてつどいに訪れた。中学時代の友人が東遊園地に震災関連のボランティアで行き、「一度行って自分の目で見るべき」と勧められたことがキッカケだったという。自分の目で見たつどいの様子は、テレビを通して見てきた光景とは全く違うものだった。「周りの人にも広めていきたい」と話す。
被災した子どもたちの思いを吐き出す場として絵画を通じた被災地支援を行っているアトリエ太陽の子。会場には熊本の子どもたちが描いた「命の一本桜プロジェクト」をはじめ、多くの絵が展示されていた。
【写真】アトリエ太陽の子が開いた絵画の展示(17日 撮影=稲村史織)
アトリエ太陽の子の手伝いをしたことをきっかけに訪れたという䋆村(かせむら)航希さん(発達・博士後期)。人が多いことに感動し、同時に複雑な思いも抱いたという。
震災の記憶は、震災を経験していない若い世代にも受け継がれていく。
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神戸大学ニュースネット委員会
阪神・淡路大震災特集2017
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