十二月十日、関西学生アメフト秋季リーグ、同大対神大の、DIV.1-2の入れ替え戦が、青空の下、西宮球技場で行われ、神大の一部復帰を一目見ようと、約1500人が、応援に駆けつけた。
試合は完全に神大ペースで進んでいた。TDこそないものの、FG、セーフティ1本づつを挙げ、残り時間1分まで5-0とリードしており、誰もが神大の勝利を信じていた。しかし勝利の女神は、突如神大にそっぽを向き、同大の味方に付いた。それまで、いまいち波に乗れていなかった同大QB山田のパスが決まりだし、あっと言うまに自陣3ヤードまで攻め込まれれ、絶対絶命のピンチに追い込まれた。必死のディフェンスも空しく、残り42秒、逆転TDパス、さらにTFPも決まる。
スタンドは凍りついた。最後にQB高橋からの反撃のロングパスもインターセプトされて、万事休す。結局8-5という僅差で敗れると同時に、悲願でもあった、1部復帰への道も閉ざされた。
しかし、今日、選手達の見せてくれた勇姿と涙を、私達は決して忘れることはないだろう。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。