関西の主な三つの大学生協事業連合は九月に入り、それぞれ異なる対応を取っている。大市大の加盟する大学生協大阪事業連合では夏休みに縮小体制であったメニューの面において生野菜以外は全て戻すことを許可した。これは、授業を再開する大学が出てきたことによる処置。ただ、細かい対応は各生協に委ねられている。
次に関学や神大が加盟する大学生協神戸事業連合は次亜塩素酸ソーダで消毒した生野菜と、加熱した和え物はメニューとして出すことを認めた。
photo そして立命や同大が加盟する大学生協京都事業連合は次亜塩素酸ソーダで消毒した生野菜を含め、夏休み以前の通常のメニューに戻した。しかし、食器類や機械類のアルコール消毒や熱湯消毒、サンプルの二週間保存、そして通常月一回の食堂従業員の検便に新たにO-157を含めたベロ毒素をもつ大腸菌を検査項目に加えることは三つの大学生協事業連合ともに実施している。
神大生協は、病原性大腸菌O-157に対し八月末まで出食メニューを限定する措置を七月からとっていたが、九月以降も継続する方針を決めた。
病原性大腸菌O-157に対し八月末まで出食メニューを加熱処理したものに限定する緊急措置を、七月からとっていたが、原因特定や気温、湿度などからみて、現状ではまだ安心できない状況として九月以降も緊急措置を継続する方針を決めた。また七月末より各使用食材の食品検査(微生物検査)及び各学部の飲料水質検査を行っているが、安全が確認でき次第メニューを復活させていくという。
現在、メニューから外しているのはグリーンサラダと冷や奴。以前停止していたおろしそばと、とろろそばはメニューとして再び復活した。また丼やみそ汁に入っているネギの使用を停止し、うどん類に入っていたネギは錦糸玉子に、またラーメンのネギはきざみのりに代えた。さらに、エコノミーランチ、デイリーランチ、メインディッシュの付け合わせにある生野菜はボイルキャベツに代える措置をとった。
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