このコンテストは、スパゲティを使った新メニューを競う『スパKING』で、神戸大生協組織部と食堂部の合同企画。毎年恒例の行事で、これまでは丼がテーマだったが、今回はスパゲティをテーマに一般学生から六月から八月末までレシピを募集した。
九月二十四日に行われる試食会には、応募約三十メニューから、実際に食堂に出せるものを十品ほど選定し出すことにしていたが、「選定の段階で、生ものを使ったコールドスパゲティは協議の結果、審査対象から外した」(生協組織部)という。試食会では公募で集まった約五十人が優秀作五品を選定する。
これは、神大生協が、病原性大腸菌O-157対策で、加熱処理をしていない食材を出さないようしているため。同生協では、出食限定の緊急措置を九月以降も継続しており、グリーンサラダと冷や奴、ネギの使用を停止。生野菜はボイルキャベツに代える措置をとっている。「今年はこれまで以上に食中毒に対する配慮を行っており、なま物は使えない」との見解をとっている。
これまでは丼をテーマに五十から六十作品が集まっていたが、今回の応募は約三十と少なめ。主催者側は「スパゲティはレシピを作るのが難しいからでは」とみている。 なお、選定された作品には十月二十一日から十一月一日までの二週間、生協食堂及び喫茶で日替わりで出食期間が設けられ、売れ行き動向をみて売れ行きがよければレギュラーメニューへの道も開けるという。
コンテスト実行委員長の岡向敦司さん(工・二年)は「生協は組合員みんなで作るものであり、自分たちで食べるものを作ることができるというアプローチの材料になればと思う」と話している。
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