大学院国際協力研究科は、六甲台キャンパスの講堂西にほぼ完成。自動車部や卓球 部の部質を異説したあとに建てられた。これまで独立して学舎をもっておらず、教務 学生掛も第1学舎内におかれていた。主として大学院の研究が使用目的だが、六甲台 三学部(法学部・経済学部・経営学部)の授業で使用する場合もあるという。今年度 後期から実際に使用する予定。
国際文化学部のD300教室南側の大学教育センター新講義棟もほぼ完成し、あと はマイクなどの備品をつけるだけの状態。こちらも今年度後期から使用開始の予定で、 現在国際文化学部で行われている授業の教室の増設が使用目的。また、屋上に備え付 けられているパラボラアンテナは、SCS(スペース・コラボレーション・システム) とよばれる事業によるもので、これは将来的に国公立大学間で相互に授業が聞けると いうもの。現在全国立大学に設置を予定しており、軌道にのれば実現する可能性があ るという。
また現在、自然科学研究科北側で工事が進められている建築物は、『ベンチャービ ジネスラボラトリー』とよばれる建物で、ここで新産業創成のための若手研究者の養 成を行う。具体的には半導体の研究などが主で、はじめは十一大学(神戸大および北 海道大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大、筑波大、東工大、広大)によって 去年度の補正予算で創設され、のちに十大学が追加され整備中。九大では、すでにこ の春この『ベンチャービジネスラボラトリー』が竣工している。この事業規則は近い うちに広報される予定。なお、この建築物は今年の十二月二十日前後に完成が予定さ れている。
さらに、馬場南側で工事がすすめられている建築物は、機器分析センターとなる。 教育研究などの目的で高級分析機器を使うことが主な使用目的で、神戸大全学部生が 利用できる。二十年前から科学計測センターとしての組織はあったが建物がなく、機 器は四学部に分散して設置してあった。それが平成七年に文部省令によって建物の設 置が認められ、今回の建設に至った。建物自体の完成予定は今年の十二月だが、換気 の関係から機器の搬入は来年一月後半、実際に動き出すのは二月から三月になる見通 し。
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