注目の男子最終戦、神戸大対関学。勝利チームが一敗で単独優勝となる。また全日本出場権は上位二チームに与えられ、同率二位の場合は直接対決の結果で出場が決まる。神戸大が勝つと関学が二位、関学が勝つと同大が二位となる。そのため関学は全日本出場が事実上決まっており、一方神戸大はどうしても負けられない試合だった。
試合は、接戦となった。先制は関学で、その後は神戸大が追いかけるという展開。第2Qが終わった時点では関学が2点リード。しかしその後すぐに神戸大も追いつき、神戸大の粘り強さが目立った。
同点で迎えた第4Q、神戸大はAT今のシュートで初めてリードを奪う。しかし、「守りに入ってしまった」(西森主将)神戸大を関学が覇気で押し始め、2点を連取して逆転、終了間際の関学のAT千田のゴールで決着がついた。
試合終了の瞬間、神戸大の選手たちはグラウンドに崩れ落ち、しばらく立ち上がらない。スタンドにかけつけた応援の神戸大生や、応援団、OBらにあいさつをする選手たちの目は真っ赤だ。
初めて全日本を逃した神戸大の西森大祐主将(四年)は「もともと関学とは差があったが、練習でそれを詰めることはできたと思う。今年は四年生が少なかったので、二、三年生にはいい経験になった」と後輩に希望を託した。
去年2位の関学・増田健主将(四年)は「神戸大に雪辱できてうれしい」と率直なコメント。「自分たちのプレーができれば勝てると思っていた。いきなり関大に負けてからよく立ち直れたと思う。全日本でも一つ一つ大事に戦いたい」と喜びを語った。
神戸大 7 2-2 9 関 学
(5勝2敗) 1-3 (6勝1敗)
3-1
1-3
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