しゃれたパンフで目をひく神戸大 国公立大進学ガイダンス

 国公立大進学ガイダンスが大阪梅田スカイビルで行われ、受験生であふれた。神戸大は、オールカラー版のパンフレット。各学部の案内には、ジーパン姿の学生が写真で登場するなど、私大のパンフレットのよう。十八歳人口が減少する中、国公立大としても「親方日の丸」にあぐらをかいているわけには行かない事情がみてとれた。ほとんどの参加者からは「国立大もこんなガイダンスをもっと開いてほしい」という声も。【八月二十三日 UNN】

 関西地区国公立大学進学ガイダンス(主催=朝日新聞社広告局、後援=大阪府教委、大阪市教委、協賛=増進会出版)が八月二十三日、梅田スカイビルのホールと五階会議室で行われた。

 このガイダンスは京大、阪大、神戸大、大市大など関西地区を中心とした国公立の三十八大学が参加。関関同立と早慶の私大も特別参加している。会場では、各大学の概要説明会、大学職員によるマンツーマンの説明会、またZ会の指導者による個別学習相談コーナーも設けられた。

 会場は、なぜか取材規制があり報道機関はシャットアウト。予約した受験生でいっぱいで、阪大などは用意したパンフレットが足りなくなってしまった。参加した受験生達にきくと、各大学の概要説明会では、約三十分で各校の各学部の説明と授業の内容などがあり、マンツーマンの説明会では、逆に受験生側の素朴な疑問に答えてくれたという。ある男子予備校生は「大学の法学部の授業だけで司法試験に合格するかなどの質問に答えてもらいました」(河合塾・一浪)という。女子高生は「入試の傾向や勉強方法の説明を受けました。やる気が出てきました」(尼崎北高・三年)と満足そう。

 ただほとんどの参加者は、「国公立大の情報は、なかなか入ってこない。こんなガイダンスをもっと開いてほしい」と、大学側からの情報不足を指摘する声が多くきかれた。
 会場から出てくる受験生は、配布されたパンフレットで一杯の手提げの紙袋を下げている。なかには十種類ほどの小冊子を配った大学もあったという。神戸大は、A4判十六ページだてのオールカラー版。風見鶏のCGイラストを表紙にして、大学名もしゃれた書体を使って、国立大の地味さは全くない。各学部の案内にも、ジーパン姿の学生が写真で登場するなど、私大のパンフレットのようだ。十八歳人口が減少する中、国公立大としても「親方日の丸」にあぐらをかいているわけには行かない事情がみてとれた。
 「でも説明の仕方などは(特別参加の)私学のコーナーのほうがうまかったです」と、ある男子予備校生はちょっぴり辛口の評。

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