神戸大六甲台講堂で自由劇場新人公演「極楽トンボの終わらない明日」が行われ、パワーにあふれた新人を見に、夏休みにしては多い約百四十人が詰め掛けた。【八月二十四日 神戸大NEWS NET=UNN】
午後三時から行われた今年の新人公演「極楽トンボの終わらない明日」は、刑務所を舞台に繰り広げられる人間ドラマ。ある一人の囚人キリコが刑務所に入ってくるところから始まる。キリコは何度も脱獄を試みるが、失敗。
だが、キリコは脱獄を試み最後は塀の外に出たところで射殺され、講演は終わる。もともとキリコは男役を女役に変えたもの。キリコ役をこなしたのは中貝郁江さん(神女院・文・一年)は「もともとは男役だったものを女役としてこなして、面白かったです」と笑顔で答えてくれた。看守役の池田仁さん(工・一年)も「シリアスな場面と楽しい場面とがあって難しかったけど、とても楽しくさせてもらいました」と公演を終えてほっとした様子。
元気よさとパワーとハイテンションがうりだという神戸大自由劇場、百二回目になる今回の公演もいつも以上に魅せるものがあった。
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