関西学生秋期水球リーグは九月七日、京大プールで最終日を行い、関学が８－６で立命を下し、夏のリーグ戦の雪辱を果たし、優勝した。インカレ出場をかけた三位争いでは、勝てば文句なしの三位となる阪大が、リーグ最下位の京教大に７－８でまさかの敗戦。京大戦に８－４と快勝した神戸大が得失点差で三位に浮上。まさにタナボタのインカレ出場を決めた。【九月七日　ＵＮＮ】

　神戸大の井村大智主将（済・三年）は「本当にうれしい。自分たちは阪大に負けていただけに、京教大が阪大に勝ったのを見て、やる気に火がついた。京大を応援する声がすごかったが、阪大戦の時のプレッシャーを考えれば、全然気にならなかった」と満面の笑みで話した。
　父親を亡くし、先日、志半ばで部を離れた二年生部員のことにも触れ「彼の事を思えば、今日の試合は絶対負ける訳にはいかなかった。そんな部員たちの思いが京教大に伝わったのかも‥‥」としんみりと話した。
　なお、四位に終わった阪大は、中国・四国支部からの出場校がない場合、インカレに出場することができる。

●関西学生秋期水球リーグ最終日（９月７日・京大プール）
▽最終節
　京教大　８－７　阪大　
　神戸大　８－４　京大
　関学　　８－６　立命

▽最終順位
　１位　関学（５勝）
　２位　立命（４勝１敗）
　３位　神戸大（２勝３敗　６）
　４位　阪大（２勝３敗　－９）
　５位　京大（１勝４敗　－３２）
　６位　京教大（１勝４敗　－５５）
　　括弧内の数字は得失点差

　得点王　昌山勝也（２７点）（立命）
　ベスト７
　　ＧＫ　甲良純治（立命）
　　ＦＰ　田中秀和（関学）
　　　　　岡島弘志（関学）
　　　　　三宅泰雄（関学）
　　　　　松浦靖郎（立命）
　　　　　昌山勝也（立命）
　　　　　塚本善隆（神戸大）

了