アメフット レイバンズが5年ぶりに京大撃破 興奮の宝が池

  • 1997/9/21
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 関西学生アメリカンフットボール第二週が九月二十一日、宝が池球技場などであった。1部で、神戸大が京大を破る金星を挙げた。京大からの勝利は、一九九二年以来五年ぶり三度目。( 他の試合の詳しい結果は、関西学生報道連盟ホームページhttp://www.threeweb.ad.jp/~unnnews/参照)【九月二十一日 神戸大NEWS NET=UNN】

【写真】5年ぶりに京大を破った瞬間、喜びに湧くレイバンズの選手たち。(9月21日午後4時 宝が池球技場で 撮影=伊藤雅良)

 この日、第二試合では、去年1部昇格を果たした神戸大が学生王者の京大に挑戦した。
 QBに一年生の竹下を起用した京大は、序盤から第一ダウンを続けて奪い実力を見せつけるが、パスのキャッチミスを神戸大のDB赤松がインターセプトすると、とたんに京大のリズムが狂い出した。ファンブルしたりパスをインターセプトされるなど、京大攻撃陣にミスが続出。第2Q、神戸大はLB谷村がインターセプトを決めると、WR中島正のランで二つの第一ダウンを奪い、RB中島友がエンドゾーン右隅にTDを決め大きな先制点を奪った。
 神戸大はさらに第3Q、WR中島正の中央ダイブで追加点を奪い、13-0とする。勢いに乗る神戸大は、QB大西からのロングパスをWR片桐が背面キャッチ、そのまま独走し勝利を決定的にするTD。これで神戸大は自信をつけたのか、TFPでパスを狙ったり、第四ダウンでギャンブルを試みるなど積極的な攻めを続けた。
 第4Qには神戸大がK田中のFGで22-0とするが、京大も完封の屈辱はなるものかと猛反撃、QB後藤がTDを決めようやく七点を奪う。神戸大も少し浮足立ち始めるが、その流れを断ち切ったのが、DB葛本のインターセプト。このビッグプレーで試合は決まった。

  会場は京大のお膝元の宝が池。京都の北の端の球技場にもかかわらず、神戸大の観客席は、応援団もかけつけほぼ満員。得点を重ねるたびに、もしかしたらいけるかもしれない、という予感に興奮が高まって来る。最後は神戸大応援席のカウントダウンで、試合はフィナーレを迎えた。試合終了後も、あいさつする選手たちにわれんばかりの拍手。「よくやった」というかけ声がかかる。
 神戸大の山下嘉博主将は表情がゆるみっぱなし。「勝因は京大のミスと、それに僕らがつけこめた事でしょう。次からもおごる事なくやればいけると思う」と自信をつけたようだった。また「この勝利で、アメフットをやっていなければ味わえない何かを得ることができた」と力を込めた。前主将の池田信介コーチは「素晴らしい。すべて彼らの力」と後輩を褒めたたえた。応援団長として応援席を盛り上げた大谷優一さんは「京大は去年の優勝チームで、少しのミスも許されない相手。本当にすごいことです」と語った。

●関西学生アメリカンフットボールリーグ(9月21日・宝が池球技場など)
▽1部
 立 命 14 0 14 21=49(2勝)
 関 大 0 0 0 0=0(2敗)

 神戸大 0 7 12 3=22(1勝1敗)
 京 大 0 0 0 7=7(1勝1敗)

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