関西学生アメフットリーグ1部で京大を破る殊勲をあげた神戸大レイバンズ。去年完成し、彼らの活動拠点となっているクラブハウスを取材した。【十月二十三日 神戸大NEWS NET=UNN】
国際文化学部グラウンモノそびえ立つこのクラブハウスは、去年十二月に完成したばかり。正式名称は『高井記念神戸大学学生スポーツ会館』。シーズン中はアメフット部が主な使用者となるが、オフには他団体にも門戸が開かれる。
主務やマネージャーが活動するマネージメント室には、OBらとメールでやり取りをするためのパソコン、部員に配布する書類を配るためのワープロやコピー機がそろう。ビデオや会議用テーブルがそろっているミーティングルームは二室あり、アメフット部ではオフェンスとディフェンスで使い分けている。給湯室には冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、アイシング用の製氷機がある。応接室にはテレビとホワイトボード。マッサージやケガの手当をするテーピングマッサージルームには、各種の薬も完備。機器の充実したシャワー付きトレーニング室。ビデオを管理するVTR室。とにかく他の運動部が聞いたらよだれが出そうなほどの充実した環境だ。
アメフット部の部員は、1部昇格を果たした今季からこのクラブハウスを拠点に活動している。オフの日も含めてほぼ毎日利用しており、時には夜の十二時まで残る部員もいる。「でも宿泊は禁止なんです」と主務の米山清二郎さん(工・四年)。米山さんは「好きなだけミーティングができるようになった事が大きいです。以前は教室などを利用していて限界があったので。エアコンも完備なので体調も万全にできます」と満足そう。
京大戦の勝利は各マスコミに大きく取り上げられ、テレビ局の取材も受けたアメフット部には、学内外から大きな期待がかかっている。彼らは応える事ができるだろうか。
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