関西学生ラクロスリーグの試合が王子公園陸上競技場などで行われ、男子1部では関学が神戸大を破って全日本選手権出場を決めた。一方の神戸大は二敗目を喫し、同選手権への自力での出場の可能性がなくなり、きわめて厳しい状況になった。【十一月二日 UNN】
王子公園陸上競技場で行われた関西学生ラクロスリーグ男子の試合では、首位関学と神戸大が対戦。一進一退の攻防が続いたが、終盤で神戸大のG安川が一時退場、関学がそのわずかなスキをついて二点を連取し、10-9で逃げ切った。
関学のMF長船は「接戦が続いたが、勝ってこれたので自信になっている」と満足そう。神戸大のG安川は「技術的にはほぼ互角だが、試合運びの巧拙が勝負を決めた」と無念の表情を見せた。
関学はこれでリーグ負けなしの五連勝で、全日本選手権出場を一番乗りで獲得。全勝優勝だけでなく、去年あと一歩で逃した日本一に照準を絞る。一方の神戸大は二敗目を喫し、自力での同選手権出場の望みがなくなった。神戸大が残りの大産大戦に勝ち、一敗を守っている同大が残りの大産大、関学戦に連敗しないかぎり、神戸大の選手権出場の可能性はない。
全日本選手権には、関西学生リーグから上位二チームが出場できる。第一回から連続六回出場していた神戸大は、昨年、関学、同大についで三位となり、初めて出場の権利を失った。今年はなんとしても、前シーズンの雪辱をはたしたいところだが、きわめて厳しい状況になった。
●関西学生ラクロスリーグ
(11月2日・王子公園陸上競技場)
▽男子1部
神戸大 3 1 1 4=9(3勝2敗1分)
関 学 3 2 2 3=10(5勝)
(11月2日・JR吹田グラウンド)
▽男子2部
近大 15-2 京産大
龍谷大 10-2 佛教大
追手門大 9-0 神院大
(11月2日・浜寺公園グラウンド)
▽女子2部
神女大 12-1 京産大
▽女子3部
奈女大 10-6 龍谷大
佛教大 4-3 樟蔭女大
▽女子4部
大院大 9-7 大谷女大
了