十月二十四日、神戸大国際文化学部のネットワークにクラッカー(不正侵入者)が侵入していることが十月二十四日わかった。発見が早かったため、具体的な被害はなかった。【十一月十六日 神戸大NEWS NET=UNN】
今回の侵入は、誰かのパスワードを盗用して行われた。ユーザーパスワードを誕生日や電話番号など、安易につけたことが発端になっている。クラッカーが発見されてから、被害の拡大を防ぐために、一時ネットワークの利用は制限されたが、侵入の発見が早かったため、具体的な被害はなかった。
しかし、今後も不正な侵入の恐れはあり、最悪の場合、システムが破壊されたり、研究内容が漏洩したり、という被害が予想されるという。今回の事件について、国際文化学部ネットワーク委員会の中野聡委員長は「外からの侵入を防ぐシステムを開発していく一方で、今のシステムも守りたい。そのためには一人一人がきちんと自分のパスワードを管理することが重要です」と、警告している。
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