神戸大、大市大、一橋大の三つの旧制商科大学の間で行われる『三大学ゼミ討論会』(通称三商ゼミ)が、十一月二十九日、三十日に神戸大で行われた。【十一月三十日 神戸大NEWS NET=UNN】
四十七回目となる今回の討論会に参加したのは計六十五ゼミ、約七百人の学生。また毎年行われていた開会式と講演会は、ゼミの交流の時間を増やし、より充実した討論ができるようにという準備委員会の意向から、今年は行われなかった。
公共・都市経済として「ゴミ問題」についてのディベートが行われたゼミでは、ゴミの有料化をめぐって活発な議論が学生の間から繰り広げられた。また学生からは「短い時間だったが非常に充実した議論ができた」「今までそんなに関心をもっていなかったことも身近に感じるようになった」よいう声があちこちで聞かれた。
準備委員会委員長の万部和清さん(神戸大・営・四年・國部ゼミ)は「特別な混乱もなく、アンケートでも参加してよかったという意見がほとんど。自由に自分の思うことを討論していける場になればと思っていたのだが、それが達成できたので成功といえるのではないか」と満足した様子だった。
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