十二月十三日、十四日の二日間にわたり四回公演で行われた、はちの巣座卒業生公演『真夏の夜の夢』は、三百人以上の観客が詰め掛け、大いに盛り上がった。【十二月十三日 神戸大NEWS NET=UNN】
第七十三回となる今回の公演『真夏の夜の夢』は、四年生の卒業公演。尼崎ピッコロシアター中ホールには多くの人が詰め掛け、演劇を堪能した。
真夏の森を舞台に繰り広げられる真夏の夢と恋愛話。人は恋するとき、同時に憎しみも生んでしまうのか。「夜空に星は流れても、君の目に涙は流させない」などなど恋愛には欠かせない愛のセリフや観客に語りかけるシーンなども多く、観客はぐいぐい劇の世界へと引き込まれる。
今回の演出を行った岡田澄江さん(関大・四年)は「まだまだやり残しがあった感はありましたが、みんなが気持ちよく楽しんでもらえるように、今回は演出にこりました」と語った。
卒業生の一人の牧野公俊さん(文・四年)は最後の公演について「大学四年間、ずっと演劇をしていたので遊ぶ時間もあまりなかったですね。でも、学生時代に何をしていましたかと聞かれたら、自信をもって演劇をしていたと言えます」と満足そう。
次回は四月に行われる新人公演、これからのはちの巣座を支える新人に期待がかかる。
【写真】四年生の卒業公演を、キャストやスタッフ全員がもりたてた。(12月13日午後7時30分 尼崎ピッコロシアター中ホールで。 撮影=堀江悟)
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