神戸市産業振興センターのホールで、神戸大と神外大、神戸海星女学院大の三つの大学のクラッシックギター部が合同で演奏会を開いた。【十二月十三日 神戸大NEWS NET=UNN】
三大学の合計部員数が約四十人のうち神戸大は三十人。入部の理由も、高校生の時に聞いていたラジオに影響されてとか、昔やっていたから、とかさまざまだ。「クラッシックギターをやりたくて入ったが、練習は大変で何度かやめようと思ったこともあった。しかし今はやっていてよかったと思っている」と指揮の岩井健さん(農・三)、中西竜也さん(文・三)は満足そうに話していた。
今年の定期演奏会では新たにソロが加わった。ソロ演奏者の濱谷大輔さん(工・三)は「練習の時にずっと一人というのがつらかった」とこれまでの練習をふりかえる。しかし、ソロの曲目「プレリュードNo.1~五つの前奏曲より~」のナイーブなメロディーに、観客は満足そうだった。
また、アンコールではよく親しまれている、「サンタが町にやってくる」などクリスマスからお正月にかけての曲がメドレーで演奏された。
「お客さんに楽しんで帰ってもらおうと思った」と部長の杉浦裕一さん(理・三)。また「演奏会が終わって、今はほっとしている。しかし、これからも、枠にとらわれないで活動していきたい」と今後の活動に意欲的な様子だった。
第三ステージでは大合奏も披露され、三つの大学のハーモニーが会場をつつみこんだ。【写真】(12月13日午後8時20分 神戸市産業振興センターホールで。 撮影=栃谷亜紀子)
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