神戸大マンドリンクラブの第四十二回定期演奏会が神戸文化ホール中ホールで行われ、約三百人の聴衆を集めた。【十二月二十三日 神戸大NEWS NET=UNN】
昭和二十四年から行われている神戸大マンドリンクラブの定期演奏会も今年で第四十二回となった。一年間の集大成となるこの演奏会のため、メンバーは十一月頃から週四回の練習をこなしてきた。
演奏は三部構成。第一部は第四十二代指揮者の真鍋彰子さん(工・三)が指揮を務め、短めだがメリハリのある『Inno Mandolinistico ”Flora”』のほか『丘の教会堂』、『星のコンチェルト』という構成。第二部は第四十一代指揮者の鈴木真一さん(法・四)が指揮をとり、変拍子を巧みに取り入れた『舞踏風組曲第二番』と『初夏のうた』。第三部は再び真鍋さんの指揮で、季節に合わせた『クリスマス協奏曲』、楽器をたたくなどユニークさを交えた『弦楽のための三楽章~Triptyque』が演奏された。「今回はいつも通りの構成ですが、力の入った盛り上がる曲が多いですね」と真鍋さん。
この日は休日ということもあり、会場には老若男女三百人ほどが詰め掛け、マンドリンの音色に聞き入っていた。
【写真】マンドリンクラブの第42回定期演奏会。会場には約300人がつめかけた。(12月23日午後5時半 神戸市文化ホール中ホールで。 撮影=矢吹大祐)
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