丹羽昌子・奈女大学長が座長を務める国大協(国立大学協会)の「男女共同参画に関するワーキンググループ」は六月十五日、十年間で大学教員の女性の割合を、現在の三倍の二〇%に増やしていくことを決めた。【6月15日 UNN】
教員の中の女性の割合は、平成七年の時点でアメリカの大学が三五%、イギリスが二九%だったのに対して、日本は昨年度で一一%。国立大に限ると、さらに低く七%。
NHKによると、これについて国大協は同じ能力があっても、採用や教授・助教授への昇進に際して、女性が後回しにされている実態があるとしていて、今後十年間に、女性の割合を現在の三倍の二〇%に増やすよう各大学に協力を求めていく。
また、女性にとって働きやすい職場にするため、大学内に保育施設を作ることや、昇進や評価などで差別を受けた場合、調査して問題の解決にあたる組織を作ることもあわせて検討するよう呼びかけていくことを決めた。
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