第三試合にもつれこんだ、関西学生サッカー春季リーグ1-2部入れ替え戦の再試合が六月三十日、長居第二競技場で行われ、神戸大は関大に0-4で敗れ一部昇格を逃した。【6月30日 神戸大学NEWS NET=UNN】
第一、二戦ともに0-0で引き分け、再試合という形で行われたこの試合。前半は前試合さながらの激しい攻防となった。押し気味に試合を進める関大に対しGK西谷を中心に懸命に守る神戸大。前半は0-0で折り返した。
またも0-0で終わるのか。そんな空気が流れ始めた後半八分、関大のFW津村が右サイドから切り込んでシュート。ボールはGKの上を越え、二百七十二分ぶりにゴールネットを揺らした。さらに十八分には神戸大DFのパスミスを関大にインターセプトされ、最後はFW宮崎が決め二点差となった。
神戸大もMF有我、曾我部を中心にロングパスでチャンスを作るが、関大の固い守りに阻まれ、徐々に体力と集中力をきらしていく。そして後半四十四分、完全に集中力のきれた神戸大から宮崎が立て続けに二点をとり試合を決めた。
観客席には昨年のメンバーが応援に駆けつけ、終始熱い声援を贈っていた。試合後はうなだれながら引き揚げる神戸大の選手たちに、「よく戦った」と温かい拍手を与えていた。
小松原高志主将は「自分たちの流れにできず自滅してしまった。(四点の差について)やっててそんなに差はない。秋がんばります」と言葉少な。青山隆監督は「選手を責める気はない。これがサッカーだということを忘れず、やることをやれば素晴らしいチームになるだろう」と語った。
●関西学生サッカー春季リーグ1-2部入れ替え戦再試合(6月30日・長居第二陸上競技場)
関大 4 0-0 0神戸大
4-0
【関大】津村 宮崎3
【神戸大】
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